【英語耳スタートガイド】1年3ヶ月でTOEIC440→875点の『時短アレンジ』

- 『英語耳』がいいって聞いたけど・・
- 発音を勉強してホントに効果あるの?
- けっこうスパルタな本らしいから不安・・
これまで「単語帳」や「文法書」で挫折した経験がある人は『英語耳』は必読です。
僕は英語耳で発音の勉強を始めてから1年3ヶ月でTOEICが440→875点になりました。
英語耳に出会うまでは「英語は単語と文法から」という言葉を信じていつも3日坊主・・

もっと早く「英語耳」に出会いたかった・・
この記事では「英語は発音から始めるのが重要」である理由と、英語耳を使った勉強の『効果』や『始め方』、続けやすい『時短アレンジ』などを詳しく解説していきます。
英語耳でスムーズに英語学習を始める方法がすべてわかるので、これから英語をやり直したい人はぜひ最後まで読んでみてください!
\本の読み方は3パターン!/
英語耳は付属の音声を聞きながら読む本なので、効率的に勉強するためには読み方に工夫が必要です。
↓の3パターンがあるので、自分に合いそうな方法を選んでみてください。

紙の本にはCDがついてきますが、英語耳の付属音声は公式サイトからダウンロードしてスマホで聞くことができます。
スマホで音声を流しながら紙の本の説明を読むのがいちばんオーソドックスな方法です。
でも英語耳はページ数が少ないので、紙の本はずっと両手で持っていないと閉じてしまうのが難点・・

紙の本が苦手な人は電子書籍アプリ「Kindle」を使って読むのがおすすめ。
スマホだけで勉強できて便利です。
ただし次のデメリットも↓
・英語耳は文字が小さいからズームしないと読みづらい
・音声を流すアプリと行ったり来たりしないといけないのがめんどくさい

「紙の本」と「スマホ」のいいとこどりをしたのがKindle専用のデバイス「Paperwhite」です。
大きな文字で読めるし、スマホとの二刀流でラクに勉強できます。
もちろんiPadなどのタブレットでもOKですが、Kindle Paperwhiteはその後の英語学習でも大活躍するのでぜひ検討してみてください。
英語耳で学ぶ発音の重要性:発音できないと聞き取れない

「英語耳」は20年近くベストセラーになっている発音の本です。
↓英語耳の冒頭では発音の重要性が解説されています。
英語の技能は、1.読む力、2.聞く力、3.話す力、4.書く力、そして5.語彙力に分類できます。じつは、なかでもいちばん難しいのは2番目の「聞く」です。留学経験者やTOEICのリスニングで満点を取れるような上級者でも、アメリカの映画やTVドラマを100%聞き取れる人はそんなに多くありません。
大きな原因は、日本語で使う音と英語で使う音があまりにもかけ離れていることです。英語には、ぜんぶで43個の音があります。日本語とほぼ同じといっていい音は、そのうちの5~6個ぐらいです。つまり約9割の音は、日本人にはなじみがない音ということになります。日本人にとって、英語の聞き取りが難しいのはこのためです。これを解消するためには、英語の正しい音を知る必要があります。

発音の勉強は最優先です!
日本語と英語は発音がまったく違う!

英語の正しい音を知らないと、英語が聞き取れるようにはなりません。
それまでリスニングのCDを眠くなりながら聞いたりするのは完全に無駄な努力で、まずは発音を勉強しないといけなかったんです。
「日本語と英語は音がかけ離れている」を実感するために、↓の3つの単語の発音を聞いてみてください。
↓最初は「hat」

↓次が「hut」

↓最後に「hot」

どうでしょうか?全部「ハット」に聞こえませんか?
英語には「ア」に聞こえる音が4つあるので、日本人には「hat,hut,hot」がすべて「ハット」に聞こえるんです。
昔の僕みたいに「ハット・フット・ホット」と読んでいたら、いくら英単語をがんばって覚えても無駄になります。

正しい発音を知らないとリスニングでも英会話でも役に立ちません・・
「発音+多読」で英語力はどんどん伸びる!

まずは発音の勉強が最優先。でも発音だけで英語ができるようになるわけではありません。
発音とセットでやるべきなのが英語での読書。いわゆる英語多読です。
英語を完全に聞き取れる「英語耳」の状態になるために最終的に必要となるのは、「語彙力」と「読解力」です。
【語彙力】
知らない単語があると、いくら音が聞き取れても意味がわかりません。文脈で推測できることもありますが、何度聞いても見当すらつかないこともよくあります。ある程度の語彙を「正しい発音」といっしょに習得しておくことが絶対に必要です。
【読解力】
読解力についても同様です。読んでも理解できない英文は、いくら聞いてもわかりません。読んでわかっても、話すスピードを超えた速度で英文を理解できなければ、聞き取ることができません。
これらの問題を一気に解決する方法が、英語での読書です。
英語力を劇的に伸ばすための方法が2つあります。1つは、発音習得のための「音読」です。もう1つが、理解力向上のための「洋書の多読」です。音読練習の継続により、発音と聞き取る力が高まり、そこに多読による英文を理解する力がかみ合うと、英語力が面白いように向上します。
『英語耳で発音を勉強』+『英語での読書(=多読)』で英語力はどんどん伸びていきます。
「いやいや、英語で読書なんてムリでしょ・・」と思いますよね。
確かに英語での読書(=多読)も難しいですが、単語帳や文法書でガリガリ勉強するよりはよっぽどカンタンです。
↓電子書籍アプリのKindleならわからない単語を長押しするだけで単語の意味がわかるから、僕はこの機能のおかげで続けられました。


なにより多読ではストーリーのある本を読むので楽しく続けられます!
ストーリーと一緒だから、英単語が自然と頭に入ってくるんです。
僕が試行錯誤しながら見つけた多読の始め方を↓の記事で解説しているのでぜひ読んでみてください。
英語耳の効果をTOEICスコアの推移で解説!

ここからは、実際に「発音+多読」で英語力どのように伸びていくのか、僕のTOEICスコアの推移を見ながら説明していきます。
↑スコアのグラフを見てもらうとわかるように、はじめは順調に伸びて、いったん伸び悩んでからまたグッと伸びています。

英語耳の他にやっていた勉強法も紹介するので、参考にしてみてください!
【スタート:TOEIC440】英語耳を読んで勉強が続くようになった

僕が英語耳に出会ったのはTOEIC440点のときです。
当時は社会人1年目で、僕のTOEIC440点のスコアシートを見た上司に「もっとがんばらないとね」とクソデカため息をつかれたことを鮮明に覚えています。
その日は会社でこっそりスコアカードをグシャグシャにして、泣きながら帰りました。
それから色んな勉強法を試しては失敗し、リスニングの詐欺教材に騙されたりして、ようやく「英語耳」に出会ったんです。
詳しい勉強法は後ほど説明しますが、英語耳は1日平均30分やれば2ヶ月半ぐらいで終わります。
僕は平日に20分ずつ、土日にそれぞれ1時間って感じでやってました(もちろんサボった日もあります)。

最初は半信半疑でしたが、発音を勉強してから英語が身近に思えるようになりました!
発音を勉強する最大のメリットは『英単語の正しい読み方』がわかるようになること。
「この単語なんて読むんだろう・・」というモヤモヤがなくなるので、勉強に集中できるようになるんです。
正しい発音を知らないとモヤモヤする

たとえば、僕は「attire(服装)」という単語を「アティア」だと思い込んでいました。
↓実際の発音は「アタイア」に近い音です。
「この読み方だと思うけど、たぶん違うんだろうな・・」と思いながら単語を覚えるのは本当に苦痛です。
↓発音を勉強すれば、わざわざ音声を聞かなくても辞書や単語帳に載っている「発音記号」で単語の読み方がわかるようになります。

いままで英単語が頭に入ってこなかったのは「正しい発音を知らないから」だと実感しました!
僕は発音と同時に多読も始めました。
「発音を勉強する→英単語の読み方がわかる→多読がスムーズになる→多読が楽しくなるからもっと発音を勉強する」という好循環があったから地味な発音練習を続けられたんだと思います。
英語耳には「発音→多読」という感じで書いてありますが、発音と多読は同時に始めることをおすすめします。
【4ヶ月:TOEIC630】リスニングが少しできるようになった!


英語耳に出会ってから4ヶ月後に受けたTOEICで630点を取得しました。
やったことは基本的には発音と多読だけで、TOEICの問題集を解いたりは一切していません。
発音練習は最初の2.5ヶ月で終わらせ、その後はひたすら多読に集中していました。
多読に慣れてからは海外ドラマを使った勉強もスタート。
海外ドラマは「ネイティブの発音を聞く」+「英語字幕を高速で読む」が同時にできます。
つまり、英語耳が推奨する「発音+多読」を同時にこなすことができるので、どんどん英語力が伸びていきました。しかも楽しい!

「発音+多読」でめちゃくちゃ効果が出たのはリスニングと文法問題です!
リスニングについて
TOEICのリスニングパートは問題文を急いで読む→音声を聞き取って回答するという形式です。
元々は問題が進むスピードについていけなくてすぐイヤになっていたんですが、このときはなんとか食らいついていけるようになりました。
- 多読で読むスピードが上がったから問題文の先読みができるようになった!
- 発音+多読でリスニング力が上がったから簡単な問題は解けた!

「発音+多読」で明らかに英語を処理するスピードが上がりました!
文法問題について
多読で大量の英文を読んだことで「単語はこんな順番で並べるんだな」という感覚(=文法)が自然と身につきました。
TOEICの穴埋め問題は「ここはこれが入らないと気持ち悪い!」という感じで解けるように。
あとこの時期に「English Grammar in Use」というイギリスの文法書に出会ったのも大きいです↓
全部英語で書いてあるんですが、イラスト+例文がメインなので、多読で英語に慣れた後なら日本のクソややこしい文法書よりよっぽど読みやすいです。
↓この本を読むこと自体が英語多読になるので一石二鳥!


多読のおかげで英語だらけの本にも抵抗がなくなりました!
【6ヶ月:TOEIC725】リーディングが最後まで解き終わった!


TOEIC630を取ってから2ヶ月間、ひたすら海外小説+海外ドラマで英語に触れまくっていました。
この頃には「英語を勉強してる」という感覚はまったくなく、ただ「小説とドラマを楽しんでる」という感じでした。

海外ドラマにハマりすぎて徹夜することも!
ずっと英語に触れていたので英語を読む速度がめちゃくちゃ上がり、TOEICのリーディングが普通に最後まで解き終わったのにはびっくりしました。
リスニングの点数はあまり変わりませんでした(345→360)が、リーディングが大きく伸びた(285→365)ので合計も630→725点にアップ。
この頃から会社で「英語がんばってるらしいね」と言われるようになりました。
実際は小説とドラマで遊んでるだけなんですが、努力家のイメージがついたのでよかったです笑
【11ヶ月:TOEIC715】壁にぶつかったけど、単語帳がラクになっていることに気付いた

最初の半年で順調に725点まで伸びたので、「次は絶対800点超えられるな」と調子に乗っていました。
しかし、725点から5ヶ月後に受けたTOEICでまさかの10点ダウンの715点。

絶望しすぎて、スコアシートをグシャグシャにして捨ててしまいました・・
海外小説+ドラマで英語に触れまくるのは継続していて、英語力は確実に伸びていると実感していました。
海外ドラマでネイティブの発音にもだいぶ慣れてきて、「英語耳」が出来てきたという感覚もありました。
試験中の手ごたえも悪くなかったし、絶対に800点を超えたと思ってたのに・・
がんばったのに10点ダウンしたショックで1ヶ月ぐらい英語から離れてしまったんですが、なんとか気持ちを立て直して勉強再開。
↓725点のときのスコアシートを再確認したところ、「語彙が理解できる」の点数が低すぎる・・

多読で確実に語彙力(=単語力)は伸びていたんですが、TOEIC独特の「ビジネス単語」は小説やドラマではなかなか覚えられず・・
しかたなく大キライな単語帳を買って勉強することにしました↓
久しぶりに単語帳を読んでみて驚いたのが、単語帳を読むのがそんなに苦じゃなくなっていたこと。
↓英語耳で「発音記号」を勉強したから単語の読み方がしっかりわかるし、

↓多読で英語を読みまくってきたから単語帳の例文を読むのも楽勝です。

↑の赤線みたいな目の動きで、例文の穴埋め問題を使って日本語→英語を覚えているかチェックしていました。
海外小説+ドラマで英語に触れまくりつつ、TOEIC単語帳を毎日20~30分ぐらい読みました。
僕は単語帳が続くようなタイプではないんですが、このときは早く800点を取ってTOEICを卒業したい一心でがんばりました。
単語帳を8割ぐらい覚えてTOEICにリベンジしたら・・
【1年3ヶ月:TOEIC875】英語耳を信じてがんばったら目標達成!


英語耳に出会ってから1年3ヶ月でTOEIC875点を取得。
目標だった800点を大きく超えることができました。
単語帳をがんばったおかげで「語彙が理解できる」も48→83%に大幅アップ。
リスニングは360→430、リーディングは365→445とバランスよく伸びました。
440点を取ったときにクソデカため息をつかれた上司にも「がんばったね!」と言ってもらえて嬉しかったです。
最初に英語耳で発音を勉強したおかげでリスニングの基礎ができ、海外小説と海外ドラマにハマり、まだまだですが自分の英語力に自信を持つことができました。

僕は英語耳で人生が変わったので、これから英語を勉強したい人には英語耳を絶対おすすめします!
100回もやらなくていい!英語耳を続けるための『時短アレンジ』

英語耳はかなりスパルタな本なので、書いてある通りに実践すると挫折する可能性が高いです。
実際、僕も書いてあることの半分くらいでやめてしまいました。

かなり手抜きしましたが、それでもTOEIC875点を取れるぐらいには効果が出たのでマネしてみてください!
英語耳の発音トレーニングは「発音バイエル」と「Parrot’s Law」の2つです。
それぞれの『手抜き 時短アレンジ』はこんな感じです↓
第2~5章:発音バイエル

『発音バイエル』は英語の43音を1つ1つ練習していく地味なトレーニングです。
1周20分ちょっとで、本には「100回以上やろう!」と書いてありますが、僕は50回で挫折しました・・
- 3回目:意味わからん・・こんなの意味あるの?
- 10回目:ちょっとわかってきたかも
- 30回目:全体的になんとなくわかった!
- 50回目:完全に飽きた・・これ以上やっても変わらない気がする
10回じゃさすがに少ないと思いますが、30~50回で十分です。
とにかく「発音記号を一通りなんとなく発音できるようになる」ことが大事で、回数はあまり気にしなくてOKです。
- 10回ぐらいやったら、次の「歌を使った練習」にも着手してください!発音バイエルだけだと確実に飽きます。
- 第5章の「発音変化」は応用編なので、2~3回ぐらいに1回ぐらいはサボってもOK。基礎の第2~4章を練習できたら十分です。
第6章:生の英語を使った学習法”Parrot’s Law”

「Parrot’s Law」は直訳すると「オウムの方法」。
オウムに言葉を教えるみたいに、同じ英語を何度もくり返し練習するトレーニングです。
- ステップ1:歌を使った練習(300回)
ステップ2:短い会話を使った練習(100回)←やってないステップ3:少し長い題材による練習(100回)←やってない
歌を使った練習の『300回』は歌詞を見ずに100回聴く→歌詞と発音を調べて100回聴く→100回歌うです。
正直、ここまで来るとヘトヘトです。
歌での練習は楽しかったので続けられたんですが、以降はスルーしました。
発音バイエルとセットで!おすすめYouTube動画

英語耳の発音バイエルは「英語の音声を聞いてマネする」というシンプルな練習で、1回20分ぐらいです。
発音の基本である「発音記号」を1つずつ練習していきます(全部で43個)。
↓英語耳の発音記号の解説はこんな感じ。英語耳だけだとわかりづらい音もあるので、おすすめのYouTube動画を紹介していきます。

「発音記号って43個もあるの!?絶対ムリ・・」と思いますよね。
でも謎の記号は10個だけ(æ ʌ ə ɔ ŋ ʃ ʒ θ ð ɚ)で、残りはアルファベットとの組み合わせなので安心してください。
【子音:24個】
s, z, ʃ, ʒ, f, v, θ, ð, h, p, b, m, t, d, n, k, g, ŋ, l, tʃ, dʒ, w, j, r
【母音:19個】
a, æ, ʌ, i:, i, e, u:, u, ai, ei, ɔi, au, ou, ɔ:, ɚ:, ɚ, aɚ, ɔɚ, ə
※「:」は伸ばすという意味の記号です
どの音も完璧に発音できるようになるのは難しいですが、英語耳の解説を読むだけですぐにそれっぽく発音できる音も多いので、意外とハードルは低いです。
↓発音について体系的に勉強したいならこちらの動画がおすすめ。
1時間以上あるので、気になるところをつまみ食いでOKです!
- 動画の目次
-
【目次】
00:00 導入
01:30 1. リズムとアクセント
10:34 2. 英語の音 全体像
11:31 2. 母音挿入に気をつけよう
15:12 3. 英語の母音
15:16 3. /ɪ/
16:51 3. /iː/
18:26 3. /æ/
20:10 3. /ɑ/
21:27 3. /ɔː/
23:01 3. /e/
24:01 3. /ə/ (/ʌ/)
25:25 3. /ʊ/
26:31 3. /uː/
28:03 3. /ər/ (英語耳だとɚ)
29:26 3. /eɪ/
29:54 3. /aɪ/
30:32 3. /ɔɪ/
30:48 3. /oʊ/
31:49 3. /aʊ/
32:15 4. 英語の子音
32:24 4. RとL
35:30 4. FとV
37:24 4. TH
38:54 4. 「ず」と「づ」
40:43 4. 「じゅ」と「ぢゅ」
41:33 4. H, W
43:47 4. 気音化
45:05 4. 色んなT
46:19 5. 音声変化
46:24 5. リンキング
48:30 5. 弱系・強系
48:38 5. 代名詞系
50:07 5. 冠詞系
50:47 5. 前置詞系
51:24 5. BE動詞
51:51 5. 助動詞系
52:18 5. 接続詞系
52:50 5. 強調
53:21 5. 音の省略
53:45 5. /t/の省略
54:17 5. /d/の省略
54:46 5. その他の省略
55:05 5. 同化
56:16 5. 音の合体
56:55 5. /n/, /l/, /s/, /z/の後の/ð/
57:43 5. イントネーションと意味
で開く↑
僕が英語耳だけで理解するのは難しいと思っている発音は↓です。
- s, z, ʃ, ʒ, θ, ð
サ行/ザ行に聞こえる音 - ŋ
ングに聞こえる音 - j
ヤ行に聞こえる音
- a, æ, ʌ
アに聞こえる音 - ɔ:
オーに聞こえる音 - ə
『あいまい母音』と呼ばれる音
Rは子音ですが、母音とくっついて母音の一部みたいになる音もあります。
- r
子音のR - ɚ:, ɚ, aɚ, ɔɚ
母音とくっついたR
↑これだけがんばって理解できれば、残りは比較的カンタンです。
これらの難しい音がある程度できるようになるとグッと英語らしくなるのでチャレンジしてみてください。

難しい発音に理解するためにおすすめのYouTube動画をこれから紹介していきます!
まずは「子音」と「母音」について理解しよう!

発音を勉強する上で大事なのが『子音』と『母音』です。
↑の表のように、日本語は基本的には「子音+母音」で発音します。
例えば「さ(SA)」だったら、『子音』は「S」で『母音』は「A」です。
※例外:「あいうえお」は母音のみ、「ん」は子音のみ
一方で、英語は子音だけで発音することが多いです。
日本人は子音だけで発音することに慣れてないので、どうしても余分な母音をつけてしまうんです↓
まずは英語の子音から練習し、「子音だけで発音する」という日本語にはない発声方法を身につけていく必要があります。

子音だけで発音できるようになるとグッと英語っぽい発音になります!
厳密には日本語にも子音だけで発音する場面があります。
例えばアニメとかで主人公が悔しがるときの『クッ』とかは子音の『K』しか発音してません。
なので「日本人は子音だけの発音はできない」というわけでは全然なくて、練習次第で普通にできるようになります。
①難しい『子音』の理解におすすめのYouTube
s, z, ʃ, ʒ, f, v, θ, ð, h, p, b, m, t, d, n, k, g, ŋ, l, tʃ, dʒ, w, j, r
※青字の発音記号(むずかしいやつ)についてのおすすめ動画を紹介します!
(rは激ムズなので『Rの音』の章でくわしく解説します)
24個の子音のうち、僕が難しいと思うのは↑の青字の10個です。
「10個も難しいのがあるのか・・」と思われそうですが、10個の中に口の動きが同じペアが4つあるので、難しい口の動きは6個だけです。
6個でも十分大変ですが、しっかり解説していくので安心してください!

↑この表は口の動きが同じペアを示しています。
例えば一段目の[s]と[z]は口の動きがまったく同じですが、
- [s]は声帯を震わせずに発音する「無声音」で、
- [z]は声帯を震わせて発音する「有声音」です。
s, z, ʃ, ʒ, θ, ð (サ行/ザ行に聞こえる音)
まずは「s」と「ʃ=sh」の違いについての動画です↑
日本語のSake(さけ)とSHake(しゃけ)の発音の違いを使ってわかりやすく説明してくれています。
日本人が「Sit(座る)」をカタカナで発音すると「SHit(クソ)」に聞こえるので注意!
『z』と『ʒ』の説明はありませんが、『s』と『ʃ』と口の動きは同じなので練習してみてください(無声音→有声音にするだけ)。
↓つづいて「θ,ð=th」についての動画。「s」との比較もあり。
θ=THは「上下の歯の間に舌を挟んで空気を出す」という日本語には全くない発音です。
注意点は「舌をがっつり噛む」というわけではないということ。
舌の先端を噛めるぐらいまで舌を出して上の歯に押し当て、上の歯と舌の間から空気を出すイメージです。
ŋ (ングに聞こえる音)
単語のスペルの中に「n」がある場合、発音記号もそのまま[n]になります。
でもスペルで「n」の後に「k」か「g」が来ると、発音は[n]ではなく[ŋ]になります。
実は[ŋ]は日本語にもある音で、「年賀状(ねんがじょう)」の『ん』は[ŋ]です。
「年末年始(ねんまつねんし)」の『ん』は[n]なので、交互に言ってみてください。
- 「年末年始」の『ん=n』は口の先の方で音がでる感じですが、
- 「年賀状」の『ん=ŋ』は口から鼻に抜けるあたりで音が出ている感じがしませんか?
[ŋ]は鼻から抜ける音なので、鼻をつまむと「年賀状」をちゃんと言えなくなります!

英語耳のLesson08で[ŋ]を練習するときは「年賀状」と何回か言ってから発音してみてください!
j (ヤ行に聞こえる音)
「year」と「ear」はどちらもカタカナだと「イヤー」ですが、実は違う音なんです。
- 「year」は「やいゆえよ」の「い」、
- 「ear」は「あいうえお」の「い」に近い音です。

厳密には日本語の「やいゆえよ」より唇を左右に広げて発音するんですが、まずは「やいゆえよ」のイメージから練習してみてください!
②難しい『子音』の理解におすすめのYouTube
a, æ, ʌ, i:, i, e, u:, u, ai, ei, ɔi, au, ou, ɔ:, ɚ:, ɚ, aɚ, ɔɚ, ə
※ピンク字の発音記号(むずかしいやつ)についてのおすすめ動画を紹介します!
(ɚ:, ɚ, aɚ, ɔɚは激ムズなので『Rの音』の章でくわしく解説します)
日本語には「あいうえお」の5つしかありませんが、英語は母音の数がめちゃくちゃ多いです。
日本語の「あいうえお」と完全に同じ発音の英語の母音は1つもないんですが、
とはいえ「アとエの間」とか「口をいっぱい開いたオー」みたいな、「あいうえお」を応用して理解できる音ばかりなので絶望的にむずかしいわけではありません。
æ, ʌ, a(アに聞こえる音)
母音については英語耳の説明と↑の動画だけでざっくり理解できるはずです。
でも「ア」に聞こえるæ, ʌ, a の読み分けが難しいので補足します↓
日本人は「cat」はめちゃくちゃ上手に発音できるそうです。
「cat」を英語っぽく発音してみて、そのままのノリで「hat」と言ってみてください。

僕は最初はいったん「cat」と言ってから「bat,fat,mat,hat」などを練習してました!
[ʌ]は日本語の「ア」とかなり近いので、日本人が「ハット」というと「hut」に聞こえるそうです。
↓「ハット」の「ハッ」の部分と「hut」を比較してみてください。

「hut」は「ハッ」と似た感じだけど、ちょっと鋭く発音するイメージ!
英語ネイティブは口を大きく開けて話すイメージがあると思うんですが、そのイメージはだいたい「hot」の「ア」の発音のときだと思います。
日本語じゃ絶対に開けないぐらい口を大きく縦に開けて「アッ!」と言ってから、同じように「hot!」と言ってみてください。

「hot」の練習をすると英語ネイティブとはアゴ周りの骨格が違うんじゃないの?と思ってしまいます・・
ɔ:(オーに聞こえる音)
[ɔ:]はゆで卵を口に入れられたぐらい大きく口を開けて『オー』と言う音。
[ou]の『オゥ』と間違えないように注意!
ちなみに英語に『オ』という音はないので、英語ネイティブが日本語を発音すると「あ・い・う・え・おぅ」になるそうです。

[ou]と[ɔ:]は特に間違いやすいので注意!
↓[ou] の主なスペル

スペル | 単語例 | 発音記号 |
---|---|---|
o + 子音 + e | home, hope, those | [hoʊm], [hoʊp], [ðoʊz] |
oa | boat, road, soap | [boʊt], [roʊd], [soʊp] |
ow(語末) | show, grow, know | [ʃoʊ], [ɡroʊ], [noʊ] |
oe | toe, goes | [toʊ], [ɡoʊz] |
ou(一部) | shoulder, soul | [ʃoʊldər], [soʊl] |
↓[ɔ:] の主なスペル

スペル | 単語例 | 発音記号 |
---|---|---|
aw | law, saw, draw | [lɔ:], [sɔ:], [drɔ:] |
au | autumn, cause | [ɔ:təm], [kɔ:z] |
al | talk, walk | [tɔ:k], [wɔ:k] |
ough | thought, bought | [θɔ:t], [bɔ:t] |
a + l + 子音 | also, almost | [ɔ:lsoʊ], [ɔ:lmoʊst] |
ə(あいまい母音)
英語では『アクセント』のない母音は『シュワ(schwa)』と呼ばれる弱い音になることが多いです。
シュワは「ア」とも「オ」とも「ウ」とも言えない中間的な音なので、『あいまい母音』とも呼ばれています。
アクセントを理解するためには、まず「音節=音のカタマリ」を理解することが大事です↓
音節(syllable:シラブル)は「ひとまとまりの音」の単位です。
例えば「natural」はカタカナだと「ナ・チュ・ラ・ル」と4つの音で発音しますが、
英語だと「nætʃ・rəl」と2つの音のカタマリで発音します。
↑の動画の0:40~で実際の発音を聞いてみてください
英語では『1つの母音と、その周りの子音』を1つのカタマリとして発音しているんです。
「nætʃ」や「rəl」」のように「母音1個と子音2個」が1つのカタマリになったりするんです。
動画に出てくる単語を音節にわけてみましょう↓
- see /siː/
- go /ɡoʊ/ ※[ou]は1つの発音記号!
- big /bɪɡ/
↑これは1つの音のカタマリで発音します。
- baby /ˈbeɪ・bi/ ※[eɪ]は1つの発音記号!
- water /ˈwɔː・tər/
- table /ˈteɪ・bəl/
「ˈ」←これはアクセントのマークで、強く発音する音節を示します。辞書や単語帳にも必ず書いてあるのでチェックしてみてください。
アクセントのマークがついてない方の母音は「シュワə」になることが多いです。
- strawberry /ˈstrɔː・ˌber・i/
- computer /kəm・ˈpjuː・tər/
- library /ˈlaɪ・ˌbrer・i/ ※[aɪ]は1つの発音記号!
左上につく「ˈ」は1番強いアクセントで、左下につく「ˌ」は2番目に強いアクセントです。
③激ムズな『Rの音』におすすめのYouTube解説
Rの発音には、主に次の2種類あります。
- 母音の前にくるR:[r]
- 母音の後にくるR:[ɚ:], [ɚ], [aɚ], [ɔɚ]
どちらも同じ発音ですが、母音の後にくるRは「母音→R」になめらかに繋げないといけないので難しいです。



Rは日本語にはまったくない舌の動きで、めちゃくちゃ難しいです。
↓特に難しいのは母音の後に続くRです。
母音+Rには次の4種類あり、単語のスペル(つづり)である程度は予測できます。
- [aɚ] a+r(car,farなど)
- [ɔɚ] o+r (corn,forkなど)
- [ɚ:] i+r, u+r, e+r, ea+r(thirty, Thurthday, spider, learnなど)
- [ɚ] アクセントがない母音+r は[ɚ:]の短い版になる

↑[aɚ] a+rは[a]の音(口を大きく開けるア)からRの音になめらかに繋げていきます。

↑[ɔɚ] o+rは[ɔ]の音(ゆで卵を口に入れて)からRの音に繋げます。


↑[ɚ:] i+r, u+r, e+r, ea+rは直前の子音からRの音に繋げます。

すぐに身につくものではないので、少しずつ練習してみてください!
↓ちなみに日本人は「R」と「L」がどちらも「ラ行」に聞こえるので、聞き分けは無理ゲーです・・
↑の動画「R」と「L」の口の動きの違いをチェック!口の動きを想像しながら音声を聞くと少し聞き分けやすくなります。
ただ、僕も「R」と「L」はまだまだ聞き分けられないので、初心者の方は聞き分けられなくても気にしないでください。
「R」の方が特徴的で、「R」は手前にちっちゃい「ゥ」を感じます。「right」だったら「ゥライト」みたいな。
「L」はあっさりしてて特徴がつかみづらいです・・

僕は「R」だと思ったらだいたい正解なんですが、「L」だと思ったら「R」なことがよくあります・・
『音声変化』におすすめのYouTube解説
発音バイエルの最後では「音声変化」が解説されています。
まず、ネイティブは単語と単語をくっつけて発音します(=リンキング)。
身近な例でいうと‥
- Thank youは『サンク ユー』じゃなくて『サンキュー』
- 「I love you」は『アイラブユー』じゃなくて『アイラビュー』
他にも音が消えたり(リダクション)、違う音に聞こえたりなど、応用パターンがたくさんあります・・
「ネイティブの音声の変化」は全部を勉強して覚えるというより、基本ルールだけ覚えたら英語をたくさん聞いて自然と身につける方が効果的です。
英語が聞き取れない大きな原因の一つが音の消失「リダクション」です。
例えば「Him」とか「Her」の『H』は消えて、「im」や「er」の音が手前の子音とリンキングします。
例えば↑の動画2:15~の「She likes his brother」だったら、
「likes his」が「likesis」という音になって「ライクスィズ」みたいな発音になります。
↓『T』も音がなくなることが多い・・
僕が海外ドラマを観ていていちばん「なにそれ!?」と思ったリダクション&リンキングの例を紹介します。
↓ドラマ「フレンズ」の1シーンで、登場人物のジョーイがたまたま出会った妊婦さんの出産を応援するシーンです。
2:47~ぐらいから「プッシマウ!プッシマウ!」って言ってるんですが、これ「Push him out」なんです。
意味はPush(押せ!) him(彼を) out(外に!)という感じ。

全然「プッシュ・ヒム・アウト」じゃないので困惑しました・・
【Push him out】
↑さきほどの動画の通り、「him」のh や「out」のt は消えます。
【Push im ou】
↑前の単語の子音と次の単語の母音はくっついて「shi」と「mou」という発音になり(リンキング)
【Pushimou】
↑これで「プッシマウ!」になるんです。
ちなみに音節は「pʊʃ・ɪm・aʊt」の3つです。
発音バイエルのあとは洋楽を100回×2セット聴いて100回歌う!

発音バイエルを10回ぐらいこなしたら、洋楽を使ったトレーニングも並行して始めていきましょう!
洋楽を使ったトレーニングは楽しいので、発音バイエル(地味でキツイ・・)の息抜きとしてやってみてください。

洋楽トレーニングをやると「よくわかってないところ」に気付くことができるので、発音バイエルの効率もUP!
好きな洋楽を見つけて100回聴く
まずはYouTubeなどで洋楽をいろいろ聞いて、お気に入りを見つけてみてください!
このとき歌詞は見ないように注意!歌詞を見ちゃうとカタカナに変換して聴いてしまいます。
↓ダニエルパウター(Daniel Pawter)
↓テイラースウィフト(Taylor Swift)
↓ブルーノマーズ
人気曲をランダムで聴きたいならAmazon Music Unlimitedもおすすめ。
YouTubeと違ってスマホの画面をOFFにしたままでも聴くことができます。

好きな曲を1つ選んだら、まずは歌詞を見ずに100回聴いていきます!
歌詞+発音記号を見ながらさらに100回聴く!
歌詞を見ずに100回聴き終わったら歌詞を読んで、発音記号も調べていきましょう。
「ToPhonetics」というサイトなら歌詞を一発で発音記号に変換できます。
歌詞をコピペして、↓の設定で青いボタンを押すだけです。

簡単に発音記号つきの歌詞カードが出来ます↓


僕が実際に練習した「Bad Day」の発音記号つき歌詞カードを置いておきます↓
- 「Bad Day」の発音記号つき歌詞カード
-
↓読み上げ音声
再生音声の変更可能↑
↓ここからは歌詞を見ずに100回聴いてから読んでください!
赤い『t』:「Tは母音に挟まれるとDになる」の詳細はこちら↓
で開く↑
発音を意識して100回歌おう!

歌詞を見ずに100回、歌詞+発音記号を見ながら100回聴いたら、かなりクリアに英語の音が聞こえるようになってくるはずです。
合計200回聴いて気付いたことを意識しながら、仕上げに100回歌っていきましょう。
「うまく発音できない・・」という部分があったら発音バイエルに戻って練習してみてください。

発音バイエル50回と洋楽トレーニング合計300回をこなしたら英語耳の発音練習は完了です!
英語耳には「発音バイエルは100回以上」って書いてあるし、他にも↓のトレーニングがあるんですが、そこまでやるのはキツすぎます。
- 短い会話を使った練習100回 ←やらなくていい
- 少し長い題材による練習100回 ←やらなくていい
↑僕はちょっとだけやってみましたが、しんどすぎて挫折しました・・
もちろん書いてあることを全部やった方がいいんですが、『脱・初心者』のためには、発音バイエル50回と洋楽トレーニング合計300回だけで十分です。

ここからは『英語多読』に集中していきましょう!
独学の限界を感じたらプロに習う!いきなり習ってもOK

僕は英語耳で発音を勉強した後も、海外ドラマでネイティブの発音を聞きまくったりして発音を改善していきました。
でも独学で発音を勉強することに限界を感じたので、オンライン英会話「ミライズ」さんの発音特化レッスン「ハツオン」を受講してみました↓
ハツオンでは専属コーチがマンツーマンで発音を指導してくれるので、独学では気付けなかった細かい発音のクセまで修正してもらえます。
ハツオンを受講する前と後の音声がこちら↓

↓↓↓
↑まだまだ完璧じゃないですが、英語耳の内容を全部クリアしてもこのレベルまでは伸びなかったと思っています。

プロに習ってみて、改めて「やっぱり独学には限界があるんだな」と実感しました・・

「ハツオン」のレッスンは色々ありますが、僕がいちばん効果があったと思っているのは「録音課題の添削」です。
ネイティブの英語スピーチをマネしてくり返し練習し、録音して提出すると↓こんな感じで添削してくれるんです。

↑これって実は、英語耳で僕が挫折した練習「少し長い題材による練習」と同じなんです。
1人だと絶対に続かない練習も、「プロに添削してもらえる」という安心感で続けられました。

独学での「これで合ってるのかな・・」がないので続けやすいです!
僕は結果的に「英語耳で独学→海外ドラマを観まくる→プロに習う」という順番になりましたが、
いま思えば「最初からプロに習う→海外ドラマを観まくる→英語耳で復習」の方が早く効果が出ただろうなと思ってます。
ハツオンはめちゃくちゃいいサービスですが、全員におすすめするわけではありません。
ハツオンは入会金+受講料で『27.5万円』もするし、めちゃくちゃキツイからです。
でも「今度こそ本気で英語ができるようになりたい」という人にはハツオンを強くおすすめします。
ハツオンは2ヶ月の短期集中プログラムであり、この2ヶ月は英語学習のスタートダッシュに最適です。

断言しますが、英語は発音から勉強しないと確実に失敗します。
今度こそ英語ができるようになりたいなら、次の3つの選択肢しかありません。
- 発音を独学する
- 発音をプロに習う
- 発音を独学もしつつ、プロにも習う
僕がもう一度ゼロから英語をやり直すなら絶対に「③独学+プロ指導」を選びます。
「英語の発音」は「自転車の乗り方」と同じで、一度できるようになれば体が覚えます。
2ヶ月だけ集中して努力すれば一生の資産になるので、ぜひハツオンの受講を検討してみてください↓

>>【全データ公開】ミライズ『ハツオン』2ヶ月完走のビフォーアフター【徹底レビュー】