英語を「本当に一から」勉強するための参考書4冊と「続く」勉強法!

- 英語をやり直そうと思ってるんだけど・・
- いつもみたいに3日坊主にならないか不安
- 続けやすい参考書や勉強法を教えて!
英語が苦手なまま大人になった人は、学生時代と同じ勉強法では確実に挫折します。
僕は社会人になってから英語をやり直し、1年3ヶ月でTOEICが440→875点になりました。
でも「続けられる勉強法」に出会うまではいつも3日坊主で、お金と時間をたくさん無駄に・・

僕と同じ失敗をしないでください・・
この記事では、英語が苦手な人でも「続けられる」勉強法と参考書4冊を紹介します。
「英語をやり直すために本当に必要な手順」が、この記事を読めば全てわかります。
初心者の失敗パターン3選

はじめに「初心者によくある失敗」と、その解決策を紹介します。

それより勉強法を教えて・・
と思われたかもしれませんが、
失敗を避けて正しい方向で勉強するために、ここがめちゃくちゃ大事です。
間違った勉強をしていないかチェックしてみてください。
失敗①:発音を後まわしにしている

「発音は後でいいでしょ!」と思っている人は多いです。僕もそうでした。
でも発音を勉強しないと、
- 単語が覚えられないし
- リスニング力も伸びないし
- 自分の英語が相手に伝わない
というデメリットがあります。

発音をやらないと、確実に失敗します・・
例えば、「hat, hut, hot」はなんて読むかわかりますか?
「ハット, フット, ホット」じゃありません!
\聞いてみてください!/

ぜんぶ「ハット」に聞こえますよね・・
英語には「ア」に聞こえる音が4個あるので、正しい発音を知らないと聞き分けられないんです。
発音を知らないと単語を正しく覚えられないので、どれだけ勉強しても無駄になります。
逆にいえば、発音を勉強するだけで英語力は劇的に伸びやすくなります。

英語学習において、「発音」は最優先です!

独学はむずかしいかも・・
という人はスクールで習うのがおすすめ。
お金はかかりますが、僕が一から勉強するならスクールで習います。
失敗②:参考書が分厚すぎる

本屋に行くと大量の参考書があって、どれを選んだらいいかわかりませんよね。
学生時代から英語が得意だった人は、辞書みたいに分厚い参考書を平気でおすすめしてきます。

まずはこの本(700ページ)を完璧にしよう!

あれれ、なんで出来ないの?
いや、普通に無理ですよね。分厚い参考書は確実に3日坊主になります。
勉強が得意な人の意見は参考になりません。
失敗③:単語と文法ばかりやっている

「英語の勉強=単語と文法の暗記」だと思っていませんか?
断言します。英語が苦手な人に「暗記」は100%無理です。

僕もいまだに暗記はムリです・・
中1レベルの単語と文法をサクッと復習したら、「英語の文章をたくさん読む」ことに集中してみてください。
英語をたくさん読むことで、単語や文法は自然と頭に入ってきます。
クソつまんない英語を読むのはキツいので、
- 海外の小説を読んだり
- 海外ドラマを英語字幕で観たり
するのがおすすめ。
机に向かう必要もありません。僕はいつも寝転んで勉強してます


小説とかドラマって絶対むずかしいじゃん・・
と思うかもしれませんが、単語や文法のガリガリ暗記よりよっぽど簡単です。
なにより『楽しい』から続けられます。僕は小説とドラマしか続けられませんでした。
学生時代に英語が苦手だった人は「学校の英語」が苦手だっただけです。

「楽しい英語コンテンツ」で英語に再チャレンジしましょう!
- 英語学習において、発音の勉強は最重要!
- 分厚い参考書はムリ!サクッと読める本を選ぼう!
- 単語や文法の丸暗記はやめて、小説やドラマで楽しく勉強しよう!

英語は長期戦なので、「楽しく」「手抜き」じゃないと続きません!
英会話を3つに分解すると・・

「英語を話す」は次の3つに分解することができます。
まずは↑の3つの力を別々に伸ばしていきましょう。

いきなり英会話を始めても、ぜんぜん話せなくて凹むだけです!
①相手の英語を聞き取る

英語を聞き取る(リスニング)の勉強法については「英語耳」という本がわかりやすいので引用します。

ちょっと長いですが、いちばん大事なところなので読んでみてください!
多くの日本人は、英語を聞いたときにカタカナに置き換えて聞いています。
知っている単語ばかりの英語でさえ聞き取れないのはこのためです。
これを解消するためには、英語の正しい音を知る必要があります。
英語のリスニング力とは、以下の2つの力を総合したものです。
- 英語の「音」を聞き取る力
- 聞き取った英語の単語や文法を理解できる力
英語を完全に聞き取れる「英語耳」の状態になるために最終的に必要になるのは、「語彙力」と「読解力」です。
知らない単語があると、いくら音が聞き取れても意味がわかりません。
==中略==
読解力についても同様です。読んでも理解できない英文は、いくら聞いてもわかりません。
文法を知り文の構造を理解して、英語を英語のまま、後戻りしないで頭から理解する読解力が必要です。
読んでわかっても、話すスピードを超えた速度で英文を理解できなければ、聞き取ることができません。
これらの問題を一気に解決する方法が、英語での読書です。
英語のカタカナ発音が脳内にインプットされている方ですと、読書時にそのカタカナ音が脳内で再生されます。
いっぽう、正しい英語の発音がインプットされている方であれば、読書時に正しい英語の発音が脳内で鳴り響く、という体験が生まれます。
ざっくり要約すると、「発音を勉強して、英語を読みまくれ!」ということです。
発音を知った上で、話すスピードよりも速く英語を理解できれば、英語は聞き取れます。

理解スピードを上げるためには「英語を読みまくる」ことが効果的。
でも参考書などのクソつまんない英語は大量に読めないので、「海外小説」や「海外ドラマの英語字幕」がおすすめ。

海外ドラマを観ることは発音の勉強にもなるので一石二鳥です!
②返事を英語で考える

「返事を英語で考える」は次のような作業です
- 自分の言いたいことが
- 相手に伝わるように
- 英単語を並べる
英単語が並べられるようになる方法は
「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典」
という本がわかりやすいので引用します。

マーカーを引いたところだけでもいいので読んでみてください!

日本人はみな、子供の頃から英語に親しんでいます。よほど英語が苦手な人でも、アルファベットはもちろん、身近なもののほとんどを英語で言うことができます。
ドア、タオル、スプーンなどの日用品に始まり、サラダ、クッキー、ステーキといった食べ物の名前、さらにはデザイン、センス、コミュニケーションといったかなり難しい言葉まで、毎日の生活の中で普通に使っています。
そのくらいは当たり前だと思うかもしれませんが、とんでもありません。英語以外の言葉で、これらの単語がひとつでも言えるかどうか考えてみると、すぐわかります。
これは結構すごいことなんです。
英語でしか名前が言えないものも日常の中に多々あります。軽く部屋を見回しただけでも、「カーテン」や「ソファ」など、日本語では名前が出てこないものがすぐ目に付きます。「ドア」にしたって、「戸」という日本語を知っていても、まずそれを使うことはありません、みんな英語で「ドア」と言います。
日本の町には英語があふれています。どこに行っても、ひとつぐらい英語が目に入ります。看板にも、ポスターにも、注意書きにも、みんな英語が載っています。
これだけでも凄まじい量なのに、その上、義務教育で最低三年間、英語の基礎を習います。ほかの言語なら、これはもうかなりの上級者と言えるレベルです。

「義務教育サボっちゃった・・」という人も大丈夫なので安心してください!
英語はみんなが詳しいから、ついその中では英語ができない方だと考えてしまいがちです。しかし、一番英語を知らない日本人でも、思っているよりずっと多くの英語の知識を持っています。問題は、それが未完成のパズルのピースのように、バラバラに頭の中にあることです。
パズルは普通、箱に入っています。その箱に見本になる絵が付いていて、それと見比べながら組み立てていくものです。しかし、日常の中や、学校の授業、あっちこっちの看板やポスターでバラバラに集めたパズルのピースには箱が付いていません。見本の絵がないパズルは、組み立てるのが大変です。
学校の英語の授業では、見本の箱の代わりに、組み立てるための設計図を渡されます。「文法」という難しい設計図です。確かにそれでもパズルを組み立てることは可能ですが、見本の箱があった方がずっと楽です。
見本の箱は、簡単に手に入ります。
参考書の例文や、試験の問題などではない、本当の英語を読めばいいだけです。どんなものでも構いません。雑誌でも、小説でも、コミックでも、好きなものを読むだけで十分です。そこには完成したパズルの見本が、きれいな形で載っています。
勉強する必要も覚える必要もありません。一冊でも二冊でも、楽しんで読むだけでいいのです。それで自然に「見本の絵」が頭の中にできあがります。
何年英語に触れていても、この完成した形を見ることなく、設計図だけで英語を組み立てようとしているのなら、それは至難の業です。設計図を隅から隅まで研究するより、完成品を数日眺めた方が、ピースの組み立ては自然に始まります。
でも、英語ができないのに、読むなんて無理・・と思いますか?
そんなことはありません。英語が難しいのは、読み、聞き、書き、話すことを同時にしようとするからです。読むだけなら、動詞の変化も、単語の綴りも、難解な文法も覚える必要はありません。ある程度日常の単語を知っていれば、ほんのすこしのルールとコツだけで、すぐに読み始めることができます。
読めば読むほど、頭の中でパズルのピースがどんどんはまっていきます。カチッとはまった時の感覚は爽快です。どこにもはまらないと思っていたピースがはまった時などは、胸の奥から感動がこみ上げてきます。
そうしてパズルのピースをたくさんはめ込んでいくと、ある時、ふいに英語を「分かる!」と感じる瞬間がやってきます。英語ができるようになった人が、みんな経験している感動的な一瞬です。
その時、今までよりも世界が広がって見えます。読みなかったものが読めるようになり、話せなかった人と話せるようになります。自分が行けると思っていなかった場所に、いつの間にか立っていることに気が付きます。
もし「自分に英語ができる日はこない」と思っているとしたら、断言します。必ずその日はやってきます。誰でも作りかけのパズルを頭の中に持っています。それを組み立てれば、英語はできます。
組み立てるには、英語を読むことです。
頭の中にごちゃ混ぜに保存されている無数のパズルのピースはとてつもない可能性を秘めています。何歳であっても、早すぎることも、遅すぎることもありません。
組み立ててみてください。
英語が分かるようになる瞬間は、決して遠いものではありません。ドアをひとつ開けた、すぐそこにあります。
そのドアを開けてください。
全く新しい英語の世界が始まります。
「英語耳」にも書いてあった通り、「読む」ことはめちゃくちゃ大事です。
英語を読みまくっていたら、ふと

あれ?なんか英単語の並べ方わかってきた気がする・・
と思う瞬間が必ずやってきます。
そのタイミングで、英語を「書く」ことにチャレンジしてみましょう。
いきなりアウトプット(書く・話す)はできません!
まずはインプット(読む・聞く)に集中!特に読むのが重要!
③返事を声に出す

「返事を声に出す」は、「自分の英語が相手にストレスなく伝わるように発音する」ということ。
ネイティブと全く同じ発音は無理ですが、できるだけネイティブっぽく話す努力が必要です。
独学が不安な人はオンラインスクール「ハツオン」がおすすめです。(僕も2023年7月から受講します)
- まずは「発音」と「読む」に集中しよう!
- 最初は「聞く」「書く」「話す」は練習しなくてOK!
- 大量にインプットしないとアウトプットはできない!

「発音」と「読む」が全ての基本です!
初心者の勉強スケジュール

↑これは「1年間でTOEICの目標点をとる」ためのスケジュールです。
英語力を総合的に伸ばすことができるので、もちろん英会話にも効果があります。

何をどの順番でやったらいいかわからない・・
という人は参考にしてみてください。
自分の英語力の伸びを実感するためにTOEICはおすすめです。
3ヶ月に1回受けるぐらいがベスト。1年後に700〜800点を取ることを目標にしてみてください。

僕はこんな感じで点数が伸びました!

当時の僕は「独身で残業すくなめ」というイージーモードでした。
子育て中だったり残業が多い方は、点数が順調に伸びなくても落ち込まないようにしてください。
特に「子育てしながら勉強」はそもそも無理ゲーなので、自分の中で少しでも前進できていたら自分を褒めてあげてほしいです。
初心者の独学におすすめの参考書4選


ここからは「中1英語」と「発音」を勉強するための参考書4冊を紹介します。
スマホで勉強したい人は電子書籍アプリの「Kindle」がおすすめ!
①中1英語をひとつひとつわかりやすく。
最初に紹介するのが「中1英語」をやさしく教えてくれるこの本。
英語を一から勉強したい人には圧倒的におすすめです。

- 【現在形】I play tennis.
- 【否定文】I don’t play tennis.
- 【疑問文】Do you play tennis?
- 【過去形】I played tennis.
- 【現在進行形】I’m playing tennis.
- 【~できる】I can play tennis.
- 【何を?】What sports do you play?
このシリーズは中2→中3→高校バージョンもありますが、中1だけでOKです。
②中学英単語α 最初の555語
次は本当に「基礎の555単語」を集めた単語帳。
555単語というと多い気がしますが、半分ぐらいは既に知っている単語のはずです。

- family
- father
- mother
- brother
- sisiter
- dog
- name
- cat
暗記する必要はまったくありません。
パラパラ読んで、「こんな単語があるんだ」と知っておくだけでも効果あり!
③ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典
次の「ビッグ・ファット・キャット」はちょっと変わった本です。
「英語を読むだけなら難しい文法はいらない」というコンセプト。

猫のイラストたくさんで、英語をシンプルに説明してくれます。
文法用語はまったく出てこないし、やさしく説明してくれるのでスラスラ読めます。

最初からこうやって教えてほしかった・・
僕がこの本を参考にして書いた記事も役にたつはずです。
7年かけて身につけた「英語を読むための文法」をまとめています。
④英語耳 発音ができるとリスニングができる
最後は、いちばん重要な「発音」の本です。
この本は20年間ベストセラーになっており、多くの人の発音を改善した実績があります。
第一印象は「むずかしそう・・」という感じですが、よく読めば普通に理解できます!

練習用の音声はネット上でダウンロードできます。
(紙の本にはCDがついてきます)
発音だけじゃなくリスニングの勉強法もくわしく書いてあるので、ぜひ読んでほしいです。
この記事で紹介する勉強法は、すべてこの本の内容がベースになっています。

僕は「英語耳」に出会ってから勉強が続くようになりました!
参考書を読むときのコツ5選

参考書を読むときは、次の「手抜きリスト」を意識してみてください。
- 机に向かわなくていい
- ノートとペンはいらない
- 練習問題は解かなくていい
- 暗記しようとしなくていい
- わからないところは飛ばしていい!
参考書はあくまで「参考」なので、パラパラ読むだけでOKです。
特に文法や単語は「小説やドラマで英語を読む」ことで身についていくものなので、
参考書でいまいち理解できなくてもまったく問題ないです。

紹介した本をパラパラ読むだけで、中1英語はOKです!
発音の5ステップ勉強法


- 英語耳を読んで、発音記号をざっくり理解する
- 発音バイエル(1回20分)を50回
- 洋楽を歌詞を見ずに100回聞く
- 歌詞の発音を調べる
- 発音を見ながら100回聞く&歌う
さっそく発音を勉強していきましょう!
ステップ1だけでも効果があるので、ぜひ試してみてください。
①発音記号をざっくり理解

まずは英語耳をパラパラ読んで、「発音記号」をざっくり理解します。

名前の通り「発音を表す記号」です。
発音記号を覚えれば、音声を聞かなくても単語の発音がわかるようになります。

謎の記号にしか見えないですよね・・
でも謎の記号は次の10個だけで、残りはほとんどアルファベットと同じなので簡単です。
æ ʌ ə ɔ ŋ ʃ ʒ θ ð ɚ
↑これだけは「うわ・・」って感じですが、英語耳を読むとあっさり理解できるのでビビらなくて大丈夫です。
難しいところはYouTubeで勉強!
本だけで理解するのが難しいところはYouTubeで勉強するのがおすすめ。
例えば「TH」と「Y」の音は難しいですが、次の動画を観ればあっさり理解できます。
②発音バイエルを50回

発音記号をざっくり理解したら、今度は声を出していきます。
「発音バイエル」という基礎トレーニングを50回やっていきましょう。
発音記号の音声を1つずつ聞いて、マネして発音します。
1回20分を50回。毎日やれば1ヶ月半ぐらいでおわります。

本当は「100回」なんですが、僕は50回で挫折しました・・
50回でもめちゃくちゃ効果がありました。
もちろん100回やった方がいいですが、しんどい人は50回でOKです。
③洋楽を歌詞を見ずに100回聞く


ここからは洋楽を使った練習です!楽しいです!
まずは好きな洋楽を100回、歌詞を見ずに聞いていきます。
洋楽はYouTubeで無料で聞けるので、いろいろ聞いてみてください。
僕は「Daniel Powter」の「Bad Day」を100回聞きました。
歌詞を見ない理由は、「歌詞を見るとカタカナに変換して聞いちゃう」からです。
④歌詞の発音を調べる

歌詞を見ずに100回聞いたら、歌詞を見て答え合わせをします。

歌詞はGoogleで「曲名 lyrics」で検索すると出てきます!
歌詞を検索したら、発音も調べていきましょう。
発音は「ToPhonetics」というサイトで一発で調べられます。
歌詞をコピペして「変換」を押すだけ!
歌詞の意味も、できるだけ理解してみてください。
ただ洋楽の歌詞はむずかしいことが多いので、わからないところは無視してOKです。
⑤発音を見ながら100回聞く&歌う

次は発音を見ながら100回聞いて、そのあと100回歌います。
4分の曲なら、1日30分やれば2週間+2週間でおわります。
発音がわかるので、はじめに聞いたときとは印象がまったく違います。
めちゃくちゃ感動するので、英語耳の基礎練習はきついですが、ぜひやってみてください!

発音がわかると、英語が一気に身近に思えるようになります!
独学が不安ならスクールもおすすめ

しつこいようですが、発音の勉強はめちゃくちゃ大事です。
例えば「environment」を「エンビロンメント」と読んでいたら、いつまで経っても英語ができるようにはなりません。
↓実際に聞いてみてください。エンビロンメントとは言ってないですよね?

英語のキソは「単語」でも「文法」でもなく「発音」です!
今度こそ英語を一から勉強したいなら、発音の勉強が最優先です。
基本的には「英語耳」で独学するのがおすすめですが、

独学はむずかしそう・・
と思うならスクールで習うことも検討してみてください。
発音を理解するだけで、英語力は劇的に伸びやすくなります。
車の免許を取るぐらいの値段(27.5万円)しますが、独学が難しいのであれば、それだけの価値はあります。
ダイエットで言うところの「RIZAP」みたいなものです。
- 痩せたいなら「食べる量を減らして」「しっかり運動する」だけだけど、それが難しいからプロに頼る。
- 発音を身につけたいなら「本を読んで」「英語を聞いてマネする」だけだけど、それが難しいからプロに頼る。
1人でやるより、プロと一緒にやる方が確実です。
「これで合ってるのかな?」と不安になりながら勉強するのはツラいものなので、1人で続けられる自信がない人はプロに頼ることも考えてみてください。
多読のやり方3選


次は英語の「多読」を始めましょう。
多読とは、海外小説やドラマで英語をたくさん読む勉強法のことです。
細かいことは気にせず、とにかく量をこなすのが大事。
わからないところは飛ばしていいし、暗記や復習もいりません!

多読はスマホでいますぐ始められます!
①海外小説
↑1冊目におすすめの「Marvin Redpost」。
全8巻で、1冊は50ページぐらい。
子ども向けの本ですが、大人が読んでも楽しめる名作です。
海外小説は、電子書籍アプリの「Kindle」で読むのがおすすめです。
単語を長押しするだけで辞書画面が出てきて便利!

ただし知らない単語をぜんぶ調べていくとキリがないので、基本的には「わからないところは飛ばす」という方針がおすすめ。
多読を本気でやりたい人はKindle専用タブレットもチェックしてみてください。
小説を読むにはコツが必要なので、次の記事でくわしく説明します。
②海外ドラマ
海外ドラマは、はじめは日本語で観てから、好きな回だけを英語で観ていきます。
英語で観るときは「英語音声+英語字幕」で。
- 日本語で観る
- 好きな回だけ英語で観る
- ①→②をひたすら繰り返す
- 慣れたらいきなり英語で観る
まずは息抜きとして海外ドラマの日本語版を観てみてください!
詳しい手順は次の手順で解説します。
③海外マンガ

↑スヌーピーの漫画を英語+日本語で楽しめるシリーズ。
可愛い&面白いので、息抜きにどうぞ。
無料で読む方法もあるので、次の記事で紹介します。
英語を読むことに慣れたら負荷を上げる

小説やドラマで英語を読むことに慣れたら、レベルアップのための勉強を始めましょう。
文法を勉強したり、SNSで英語をアウトプットしたり。
次の記事で紹介する勉強法をこなせば、小説やドラマをもっと楽しめるようになります!
AI時代に英語を勉強しても意味ない?

最後に「AIの進歩で英語学習はオワコンになる」という主張について僕の考えを述べます。
結論、AI翻訳の精度が100%になったとしても、英語を勉強する意味はあります。
その理由は2つ。
1つ目は「翻訳機に頼りっぱなしのコミュニケーションってどうなん?」です。
これだけで英語学習の価値は一生なくなりません。
- 翻訳機がないと話せない人
- 翻訳機がなくても話せる人
↑ぜったい後者のほうがいいですよね。
とはいえ、これに関しては「でも別に外国人と話す機会もないし、翻訳機で十分」という人もいると思います。
僕もこういうタイプなので気持ちはすごいわかります。

重要なのは2つ目の理由

え、日本はこんなに英語コンテンツであふれてるのに、翻訳版で満足しちゃっていいの?
- ディズニー
- ピクサー
- ハリポタ
- マーベル
- スターウォーズ
- ユニバーサルスタジオ
- まだまだ無限にあります
翻訳という「フィルター」を通すと、作品の面白さは絶対に落ちます。
(注:翻訳者さんは本当にすごいです。まじリスペクト)

例えば夏目漱石の「吾輩は猫である」の英語版タイトル知ってますか?
「吾輩は猫である」といえば名作中の名作です。
さぞかしカッコイイ英訳になっているはずだと思いますよね。
答えは「I am a cat」です。

・・残念すぎ!
かなりガッカリな翻訳ですが、でも仕方ないですよね。
これが「言語の壁」です。
もしあなたに「好きな英語コンテンツ」があって、翻訳版で満足しているとしたら、めちゃくちゃもったいないです。
好きな英語コンテンツを英語のまま楽しむことができたら、人生がものすごく豊かになります。
さらに、英語ができれば「日本では有名じゃない名作」を楽しむことができます。
例えば「Holes」って小説を知ってますか?
アメリカではめちゃくちゃ有名な名作なんですが、日本ではほとんどの人が知りません。

日本人が知らない名作は無限にあります!
しかもどんな名作も1,000円とかで読めたりします。
今はNetflixとかを使えば月額1,000円とかで海外の映画やドラマを観放題です。
英語ができれば低予算で無限に遊べます。
はっきり言って、こんなコスパのいい勉強は他にありません。
この記事で紹介した4冊をパラパラ読んだら、英語コンテンツを使ってたくさん英語に触れてください。
この記事では細かいことをたくさん説明しましたが、英語を一から勉強したい人がやるべきなのは次の3つだけ。
- 中1英語をサクッと復習
- 発音を勉強する
- 海外の小説・ドラマで英語を読みまくる!
クソつまんない参考書で消耗してる場合じゃないです。
本屋の英語コーナーとか行ったらうんざりしませんか?

↑こんなん続くわけないんですよ。
僕も英語が続かなかった頃は「なんて意思が弱いんだ・・」って落ち込んでましたが、いまは

いやいや、参考書がクソつまんないのが悪くね?
って思ってます。
とにかく、まずは海外の小説を読んでみてください。
細かいコツもありますが、とにかく「わからないところは飛ばしながら読み進めていく」のが大事。
↑この本は全8巻で、最後まで読めばマジで人生変わります。
「英語力ってこんなに楽しく伸ばせるのか!」ってなります。
本気でやるなら「Kindle Paperwhite」を絶対に買ってください。
めちゃくちゃ応援してます。
困ったことがあったら僕に連絡してください。無料でいくらでも相談にのります。
かなりの長文記事でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!