洋書『Holes』のあらすじと重要単語【完全攻略ロードマップ】
If you take a bad boy and make him dig a hole every day in the hot sun, it will turn him into a good boy. That was what some people thought.
どんな非行少年でも灼熱の太陽の下で毎日穴を掘らせれば更生する。どこかの誰かがそう考えた。
無実の罪で逮捕されたStanleyは、少年更生施設『Camp Green Lake』に送られる。
しかし「Green Lake」とは名ばかりで、そこは緑(Green)も湖(Lake)もない一面の荒地。
そこでは罪を犯した少年達が来る日も来る日も穴を掘らされている。
直径1.5メートル、深さ1.5メートルの穴を掘るのが1日のノルマ。
これを終えるまでその日は休めない。
水も十分に与えられず、毎日休みなくただひたすら穴を掘り続ける。
そんなある日、Stanleyが「あるもの」を見つけて事態は急変。
果たして、「Camp Green Lake」は本当にただの少年更生施設なのか?
少年達に穴を掘らせる本当の目的は?
洋書『Holes』を読破するために必要な情報をこの記事にすべてまとめました!
詳しいあらすじ(ネタバレ無し)から、重要単語や難しいポイントまで、どこよりも詳しく解説します。
「Holesは気になってるけど、難しそう・・」と感じている方はぜひこの記事を最後まで読んでみてください!

『Holes』の詳しいあらすじ

スタンリーは太っていて、学校のみんなはそれをバカにした。彼には友達がいなかった。
先生すらスタンリーの体型をおもしろがって、あの日 数学の先生がクラスで一番重いスタンリーと、クラスで一番軽い子の体重を測らせた。
2人には3倍の体重差があったので、先生は黒板に「3:1」と書いた。
それが2人の少年をどれだけ傷つけるかもわからずに。
家族に伝わる呪い

スタンリーは悪い子ではなかった。彼は無実の罪で捕まったのだ。たまたま悪い時に悪い場所にいただけで。
これもすべて、スタンリーの『いいとこ無しの汚れ腐れの豚泥棒ひいひいじいさん』のせいだ。
その昔、スタンリーのひいひいじいさんが1人の老婆から豚を盗んだらしい。そのせいで、その老婆はスタンリー家に末代まで続く呪いをかけた。
スタンリーの家族は、悪いことがあるとすべて豚泥棒のひいひいじいさんのせいにしている。
もちろんスタンリーも彼の家族も呪いなんて信じていないが、ついてないときに誰かのせいにできるのは気が楽だ。
発明家の父親

実際、スタンリーの家族はまったくついていない。
スタンリーの父親は発明家で、頭もいいし辛抱強い。ただ、致命的に運が悪いのだ。
実験が失敗する旅、彼は『いいとこ無しの汚れ腐れの豚泥棒ひいじいさん』を責める。
彼は古いスニーカーをリサイクルする方法を開発しようとしている。
「古いスニーカーの使い道を発明したら大金持ちになれる」
彼らの家はゴムの焼ける臭いと足のイヤな臭いで充満していた。
運命のスニーカー

ある日、スタンリーはいじめっ子にノートを奪われた。
「取れるもんなら取ってみろ」を長時間やられ、最終的に便器の中に捨てられた。
スタンリーがノートを救出した時には下校バスはとっくに出発してしまっていたので、スタンリーは歩いて帰ることになった。
その帰り道、空からスニーカーが降ってきた。
正確には上の歩道橋から落ちてきたのだろう。そのスニーカーはとにかく臭かった。
これは神様からの贈り物に違いない。スタンリーは思った。
父親の発明を進めるカギになるかもしれない。スタンリーは走り出した。
なぜ走り出したのかはわからない。父親に早くスニーカーを届けたかったのか、学校での惨めで屈辱的な1日から逃げ出したかったのか。
無実の罪で逮捕

その直後、スタンリーは逮捕された。
そのスニーカーは有名な野球選手クライド・リビンストンがホームレス支援チャリティーのために寄付したもので、オークションにかけられる前に盗まれていたのだ。
被害届の出ているスニーカーを持って走っているスタンリーは問答無用で逮捕された。
神様からの贈り物なんかじゃなかった。これも全て『いいとこ無しの汚れ腐れの豚泥棒ひいひいじいさん』のせいだ。
無慈悲な有罪判決

スタンリーはクライド選手の大ファンだったので、裁判で憧れの選手に会えるのは楽しみだった。
しかし、クライドは「ホームレスから盗みを働くなんて、どんな残虐な人間なのか想像もつかない」とスタンリーを評した。
憧れの選手に『いいとこ無しの汚れ腐れの泥棒』と思われてしまったのだ。
クライドのスニーカーは5,000ドル以上で落札されるだろうと言われていて、売り上げは全てホームレス支援に使われるはずだった。
誰もスタンリーの「スニーカーが空から降ってきた」話は信じてくれず、彼は有罪となった。
グリーンレイクキャンプへ

「少年院に行くかグリーンレイクキャンプに行くか選べ」と言われたスタンリーは、グリーンレイクキャンプを選んだ。
貧乏な彼はキャンプに行ったことがなかったからだ。
グリーンレイクキャンプにはシャワーが完備されている。4分で自動的に止まる、ただ冷水が勢いよく出てくるだけのそれをシャワーと呼ぶのなら。
夕食もちゃんと用意される。肉と野菜がぐちゃぐちゃに茶色く煮込まれて、どこを食べても同じ味がするそれを夕食と呼ぶのなら。
もちろんベッドもある。臭くて、寝転ぶと全身を搔きむしりたくなるようなそれをベッドと呼ぶのなら。
一面の荒野

実写Holesより ©Disney
グリーンレイク(緑の湖)とは名ばかりで、グリーンレイクキャンプには緑も湖もない。
ただ荒野がどこまでも広がり、無数の穴ぼこがあるだけだ。
グリーンレイクキャンプに送られた少年たちは、曜日も関係なく毎日穴を掘らされる。
1日のノルマは直径1.5m、深さ1.5mの穴1つだ。
どんな非行少年でも、灼熱の太陽の下で穴を掘らせれば更生する。どこかの誰かがそう考えた。
穴を掘らせる目的

実写Holesより ©Disney
ただ、どうやらグリーンレイクキャンプは『更生』のために非行少年に穴を掘らせているわけではないらしい。
その証拠に、「なにか面白いものや変わったものが出てきたら報告しろ。所長が気に入れば1日休みをやる」と言われるのだ。
スタンリーが何を探せばいいのか尋ねても、
「何も探していない。君たちは更生のために穴を掘っているだけだ。ただ、もし何かが見つかったら所長はそれを知っておく必要がある」
の一点張り。
魚の化石を発見

実写Holesより ©Disney
スタンリーはある日、魚の化石を見つけた。目の前に広がる一面の荒野は、どうやら昔は本当に湖だったらしい。
担当の監督官に化石を渡すと、彼は「面白いね」と言ったくせに、スタンリーに休みはくれなかった。
彼は「所長は化石には興味ない」と笑った。
キャンプの本当の目的は

実写Holesより ©Disney
別のある日、スタンリーは『あるもの』を見つける。
そのときのキャンプの反応は化石のときとは全く違った。それまで一度も姿を現さなかった所長が直々に『それ』が見つかった場所を視察にきたのだ。
その日から毎日1人1個のノルマはなくなり、代わりに所長が満足するまで『それ』が見つかった穴を全員で拡げる作業が始まった。
明らかに、彼らは『何か』を探している。
『Holes』の難易度とつまづきポイント、重要単語

Holesは児童書ではありますが、時系列が複雑に入り組んだ厚みのある作品であり、大人でもばっちり楽しめます。
Holesの英語は『TOEIC600~750点レベル』だと言われており、英語を読むことに慣れてない人にはなかなか厳しいです。

僕はTOEIC630点のときに何度もチャレンジしましたが、いつも7章で挫折していました(本全体の2割弱ぐらい読んだところ)。
Holesの7章はなぜか『主人公Stanleyが穴を掘る場面』と『Stanleyのひいひいおじいさんの若い頃の話』が交互に描かれます。
ここが意味わかんない上にやたら長くて、毎回「もういいや・・」となっていました。
何度目かのチャレンジで7章をなんとか読破してからは、あまりつまづかずに最後まで読破することができました。なのでHolesは7章が鬼門といえます。
特に13章(本全体の3割弱ぐらい)からは物語が急に動き始めるので、続きが気になってどんどん読み進められます。


ストーリーを追う上で重要な単語を100語厳選して⇩にまとめたので参考にしてみてください。➕を押すと開きます。
- 重要単語100選
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1 curse 呪い 2 descendant 子孫 3 inventor 発明家 4 fortune 財産 5 rob 強奪する 6 outlaw 不法者 7 strand 置き去りにする 8 survived 生き残る 9 refuge 安全地帯 10 overpass 歩道橋 11 destiny 運命 12 coincidence 偶然 13 shelter 避難所 14 odor 悪臭 15 arrest 逮捕する 16 innocent 無実の 17 crime 罪 18 blame 非難する 19 steal-stole-stolen 盗む 20 courtroom 法廷 21 delay 遅れる 22 afford ~する余裕がある 23 lawyer 弁護士 24 thief 泥棒 25 punish 罰する 26 sheriff 保安官 27 investigation 調査 28 discipline しつけ 29 build character 人格を育てる 30 vacancy 空席 31 Warden 刑務所長 32 Sir イエッサー(Yes,sir)の『サー』 33 BarfBag ゲロ袋 34 Squid イカ 35 XRay X線 36 Magnet 磁石 37 Armpit 脇の下 38 Twitch ピクピク 39 Caveman 原始人 40 rattlesnake ガラガラヘビ 41 scorpion サソリ 42 bite 噛む 43 yellow spotted lizard 黄斑トカゲ 44 pig 豚 45 piglets 子豚 46 buzzard コンドル、タカなど 47 donkey ロバ 48 bug 虫 49 onions 玉ねぎ 50 peaches 桃 51 sunflower ひまわり 52 seed 種 53 shell 殻 54 burlap 目の粗い麻布 55 sack 袋 56 bully いじめっ子 57 pick on いじめる 58 dig-dug-dug 穴を掘る 59 shovel スコップ 60 wheelbarrow 手押し車 61 dirt 土 62 dump 投げ捨てる 63 pile 積み重なり 64 mound (土などの)山 65 bury 埋める 66 mud 泥 67 fossil 化石 68 sore 痛い 69 wound ケガ 70 day off 休みの日 71 cot 簡易ベッド 72 fill 満タンにする 73 spigot 蛇口 74 canteen 水筒 75 empty 空の、空にする 76 thirsty のどが渇いた 77 spit 吐き出す 78 feet 長さの単位(1feet=30.48cm) 79 pound 重さの単位(1pound=0.45kg) 80 lake 湖 81 row 船をこぐ 82 stream 小川 83 cliff がけ、絶壁 84 rut わだち 85 ledge 出っ張り 86 thumb 親指 87 climb 登る 88 wasteland 荒れ地 89 cabin 小屋 90 desert 砂漠 91 weed 雑草 92 oak オーク(木の種類) 93 marry 結婚する 94 daughter 娘 95 promise 約束 96 lullaby 子守歌 97 stare じっと見る 98 fix 直す 99 weird 変な 100 belong to~ ~のものです。
『Holes』が難しい場合は同じ作者のカンタンな本を読もう
Holesの作者『ルイス・サッカー』さんは色んな難易度の本を書いています(Holesはいちばん難しい)。
Holesはまだ難しいと感じた場合は、ルイス・サッカーさんの本を難易度順に読んでいきましょう⇩
↑のリンク先の記事では『あらすじと単語リスト』をまとめているので、各洋書を読む前にざっと見ておくと読みやすくなります。
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Kindleの始め方や詳しい使い方は⇩の記事で解説しています。
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僕は洋書を読むときはスマホを別の部屋に置いてPaperwhiteだけ持って読むようにしています。
詳しいレビュー記事はこちら⇩
『Holes』のオーディオブックを聴こう
Holesは『Audible』でオーディオブック(朗読音声)を聴くことができます。
音声だけ聴くのもいいし、音声を聴きながら本を読むのもおすすめです。
Holesは読めば読むほど味が出る作品ですし、オーディオブックを聴くと作品の理解度が上がるので、ぜひ聴いてみてください!
通常は2,080円ですが、Audibleの会員(30日間無料)になると1,456円で購入可能。
『Holes』の実写映画は必ず本を読んだ後で
Holesはディズニーで実写化されています。
しかし、映画はあくまで小説のダイジェストぐらいの濃さでしか描かれていません(時間の都合上しかたないことです)。
映画では小説のような感動は得られません。
先に映画で結末を知るのはあまりにもったいないので、映画を観るのは必ず小説(英語版)を読破できてからにしましょう。
Holesの実写映画はDisney+で観られます。
『Holes』の日本語版はあくまで答え合わせ用
Holesには和訳版もありますが、あくまで答え合わせ用として、英語でよくわからなかったところだけ読むのがおすすめです。
Holesの登場人物は「少年院に行くか『Camp Green Lake』に行くか選べ」と言われてCamp Green Lakeに来た少年ばかりなので全員口が悪いんですが、和訳版だと言葉づかいがかなりマイルドにされています。
児童書なので仕方ないのかもしれませんが、はっきり言って作品本来の魅力が失われているし、僕は個人的にはおすすめしません。
とはいえ英語版と見比べて自分の理解が合っているか確認するには便利です。
『Holes』の次は『ゲームの達人』→『ハリポタ』
Holesを読破できたら大人向けの洋書にチャレンジしていきましょう!
Master of the Game(邦題:ゲームの達人)がページ数が多いわりに読みやすいのでおすすめです。
Master of the Gameを読破できたら洋書を読む体力は十分なので、ハリーポッターに挑戦してみてください。
4,000ページ以上ある超大作。せっかく英語を勉強するなら読まないともったいない名作です。
⇩フルキャスト版のオーディオブックがあり、とんでもなくいいです。
感想を⇩の記事でまとめているので、ぜひ読んでみてください。

注意:大ネタバレを含むので、ハリポタの結末を知らない人は絶対に読まないでください。
英語多読が加速する、おすすめ文法書3選
⇧洋書を読むことに慣れてない人はぜひこの本を読んでみてください。イラスト&余白たくさんで優しく英語の基本ルールを教えてくれる本です。この本を軸にした文法記事はこちら。
⇧この本はイギリスの文法書です。全て英語で書かれているので、洋書を読むことに少し慣れてきたらチャレンジしてみてください。例文とイラストメインで書かれているので、日本のやたらややこしい文法書よりスッと理解できます。重要単語はこちら。
⇧僕が初めて読破できた分厚い文法書です。900ページあります。僕は基本的に分厚い文法書アンチなんですが、この本だけは3周読むことができました。
「ただ文法を並べているだけ」な他の本と違って、この本は説明の構成が考え抜かれていて「あ、この本を読めば確実に伸びるな」と感じさせてくれます。
発音を勉強すると英語が読みやすくなる
洋書を読むなら発音の練習もセットで行うことのがおすすめです。
「本を読むのに発音は関係ないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、発音を勉強すると洋書をスムーズに読めるようになります。
『文字を読む』という行為は『文字を頭の中で音読する』という行為なので、スムーズに音読できない文字はスムーズに読むことができないんです。
実は⇧の『英語耳』ではHolesをおすすめ洋書として紹介されています。
英語耳では『発音学習』+『英語多読』でリスニング力がどんどん伸びると解説されており、Holesは英語多読を始める前のレベルチェックにぴったりと書かれています。
僕は『英語耳』の通りに英語を勉強してHolesも読破できてTOEIC875点を取ることもできました。
詳しい勉強法は⇩の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!


- Marvin Redpost
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- Pig City
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