洋書『Holes』のあらすじと重要単語【完全攻略ロードマップ】

ryosuke1231

If you take a bad boy and make him dig a hole every day in the hot sun, it will turn him into a good boy. That was what some people thought.

どんな非行少年でも灼熱の太陽の下で毎日穴を掘らせれば更生する。どこかの誰かがそう考えた。

Holes
『Holes』のざっくりしたあらすじ

無実の罪で逮捕されたStanleyは、少年更生施設『Camp Green Lake』に送られる。

しかし「Green Lake」とは名ばかりで、そこは緑(Green)も湖(Lake)もない一面の荒地。

そこでは罪を犯した少年達が来る日も来る日も穴を掘らされている。

直径1.5メートル、深さ1.5メートルの穴を掘るのが1日のノルマ。

これを終えるまでその日は休めない。

水も十分に与えられず、毎日休みなくただひたすら穴を掘り続ける。

そんなある日、Stanleyが「あるもの」を見つけて事態は急変

果たして、「Camp Green Lake」は本当にただの少年更生施設なのか?

少年達に穴を掘らせる本当の目的は?

はりおた
はりおた

洋書『Holes』を読破するために必要な情報をこの記事にすべてまとめました!

詳しいあらすじ(ネタバレ無し)から、重要単語や難しいポイントまで、どこよりも詳しく解説します。

「Holesは気になってるけど、難しそう・・」と感じている方はぜひこの記事を最後まで読んでみてください!

あわせて読みたいnote
英語を勉強していて一番嬉しかったのは洋書『Holes』を読破できたときだと思う
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『Holes』の詳しいあらすじ

スタンリーは太っていて、学校のみんなはそれをバカにした。彼には友達がいなかった。

先生すらスタンリーの体型をおもしろがって、あの日 数学の先生がクラスで一番重いスタンリーと、クラスで一番軽い子の体重を測らせた。

2人には3倍の体重差があったので、先生は黒板に「3:1」と書いた。

それが2人の少年をどれだけ傷つけるかもわからずに。

家族に伝わる呪い

スタンリーは悪い子ではなかった。彼は無実の罪で捕まったのだ。たまたま悪い時に悪い場所にいただけで。

これもすべて、スタンリーの『いいとこ無しの汚れ腐れの豚泥棒ひいひいじいさん』のせいだ。

その昔、スタンリーのひいひいじいさんが1人の老婆から豚を盗んだらしい。そのせいで、その老婆はスタンリー家に末代まで続く呪いをかけた。

スタンリーの家族は、悪いことがあるとすべて豚泥棒のひいひいじいさんのせいにしている。

もちろんスタンリーも彼の家族も呪いなんて信じていないが、ついてないときに誰かのせいにできるのは気が楽だ。

発明家の父親

実際、スタンリーの家族はまったくついていない。

スタンリーの父親は発明家で、頭もいいし辛抱強い。ただ、致命的に運が悪いのだ。

実験が失敗する旅、彼は『いいとこ無しの汚れ腐れの豚泥棒ひいじいさん』を責める。

彼は古いスニーカーをリサイクルする方法を開発しようとしている。

「古いスニーカーの使い道を発明したら大金持ちになれる」

彼らの家はゴムの焼ける臭いと足のイヤな臭いで充満していた。

運命のスニーカー

ある日、スタンリーはいじめっ子にノートを奪われた。

「取れるもんなら取ってみろ」を長時間やられ、最終的に便器の中に捨てられた。

スタンリーがノートを救出した時には下校バスはとっくに出発してしまっていたので、スタンリーは歩いて帰ることになった。

その帰り道、空からスニーカーが降ってきた

正確には上の歩道橋から落ちてきたのだろう。そのスニーカーはとにかく臭かった。

これは神様からの贈り物に違いない。スタンリーは思った。

父親の発明を進めるカギになるかもしれない。スタンリーは走り出した。

なぜ走り出したのかはわからない。父親に早くスニーカーを届けたかったのか、学校での惨めで屈辱的な1日から逃げ出したかったのか。

無実の罪で逮捕

その直後、スタンリーは逮捕された

そのスニーカーは有名な野球選手クライド・リビンストンがホームレス支援チャリティーのために寄付したもので、オークションにかけられる前に盗まれていたのだ。

被害届の出ているスニーカーを持って走っているスタンリーは問答無用で逮捕された。

神様からの贈り物なんかじゃなかった。これも全て『いいとこ無しの汚れ腐れの豚泥棒ひいひいじいさん』のせいだ。

無慈悲な有罪判決

スタンリーはクライド選手の大ファンだったので、裁判で憧れの選手に会えるのは楽しみだった。

しかし、クライドは「ホームレスから盗みを働くなんて、どんな残虐な人間なのか想像もつかない」とスタンリーを評した。

憧れの選手に『いいとこ無しの汚れ腐れの泥棒』と思われてしまったのだ。

クライドのスニーカーは5,000ドル以上で落札されるだろうと言われていて、売り上げは全てホームレス支援に使われるはずだった。

誰もスタンリーの「スニーカーが空から降ってきた」話は信じてくれず、彼は有罪となった。

グリーンレイクキャンプへ

「少年院に行くかグリーンレイクキャンプに行くか選べ」と言われたスタンリーは、グリーンレイクキャンプを選んだ。

貧乏な彼はキャンプに行ったことがなかったからだ。

グリーンレイクキャンプにはシャワーが完備されている。4分で自動的に止まる、ただ冷水が勢いよく出てくるだけのそれをシャワーと呼ぶのなら。

夕食もちゃんと用意される。肉と野菜がぐちゃぐちゃに茶色く煮込まれて、どこを食べても同じ味がするそれを夕食と呼ぶのなら。

もちろんベッドもある。臭くて、寝転ぶと全身を搔きむしりたくなるようなそれをベッドと呼ぶのなら。

一面の荒野

実写Holesより ©Disney

グリーンレイク(緑の湖)とは名ばかりで、グリーンレイクキャンプには緑も湖もない。

ただ荒野がどこまでも広がり、無数の穴ぼこがあるだけだ。

グリーンレイクキャンプに送られた少年たちは、曜日も関係なく毎日穴を掘らされる。

1日のノルマは直径1.5m、深さ1.5mの穴1つだ。

どんな非行少年でも、灼熱の太陽の下で穴を掘らせれば更生する。どこかの誰かがそう考えた。

穴を掘らせる目的

実写Holesより ©Disney

ただ、どうやらグリーンレイクキャンプは『更生』のために非行少年に穴を掘らせているわけではないらしい。

その証拠に、「なにか面白いものや変わったものが出てきたら報告しろ。所長が気に入れば1日休みをやる」と言われるのだ。

スタンリーが何を探せばいいのか尋ねても、

「何も探していない。君たちは更生のために穴を掘っているだけだ。ただ、もし何かが見つかったら所長はそれを知っておく必要がある」

の一点張り。

魚の化石を発見

実写Holesより ©Disney

スタンリーはある日、魚の化石を見つけた。目の前に広がる一面の荒野は、どうやら昔は本当に湖だったらしい。

担当の監督官に化石を渡すと、彼は「面白いね」と言ったくせに、スタンリーに休みはくれなかった。

彼は「所長は化石には興味ない」と笑った。

キャンプの本当の目的は

実写Holesより ©Disney

別のある日、スタンリーは『あるもの』を見つける。

そのときのキャンプの反応は化石のときとは全く違った。それまで一度も姿を現さなかった所長が直々に『それ』が見つかった場所を視察にきたのだ。

その日から毎日1人1個のノルマはなくなり、代わりに所長が満足するまで『それ』が見つかった穴を全員で拡げる作業が始まった。

明らかに、彼らは『何か』を探している。

『Holes』の難易度とつまづきポイント、重要単語

Holesは児童書ではありますが、時系列が複雑に入り組んだ厚みのある作品であり、大人でもばっちり楽しめます。

Holesの英語は『TOEIC600~750点レベル』だと言われており、英語を読むことに慣れてない人にはなかなか厳しいです。

僕はTOEIC630点のときに何度もチャレンジしましたが、いつも7章で挫折していました(本全体の2割弱ぐらい読んだところ)。

Holesの7章はなぜか『主人公Stanleyが穴を掘る場面』と『Stanleyのひいひいおじいさんの若い頃の話』が交互に描かれます。

ここが意味わかんない上にやたら長くて、毎回「もういいや・・」となっていました。

何度目かのチャレンジで7章をなんとか読破してからは、あまりつまづかずに最後まで読破することができました。なのでHolesは7章が鬼門といえます。

特に13章(本全体の3割弱ぐらい)からは物語が急に動き始めるので、続きが気になってどんどん読み進められます。

あわせて読みたいnote
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ストーリーを追う上で重要な単語を100語厳選して⇩にまとめたので参考にしてみてください。➕を押すと開きます。

Q
重要単語100選
1curse呪い
2descendant子孫
3inventor発明家
4fortune財産
5rob強奪する
6outlaw不法者
7strand置き去りにする
8survived生き残る
9refuge安全地帯
10overpass歩道橋
11destiny運命
12coincidence偶然
13shelter避難所
14odor悪臭
15arrest逮捕する
16innocent無実の
17crime
18blame非難する
19steal-stole-stolen盗む
20courtroom法廷
21delay遅れる
22afford~する余裕がある
23lawyer弁護士
24thief泥棒
25punish罰する
26sheriff保安官
27investigation調査
28disciplineしつけ
29build character人格を育てる
30vacancy空席
31Warden刑務所長
32Sirイエッサー(Yes,sir)の『サー』
33BarfBagゲロ袋
34Squidイカ
35XRayX線
36Magnet磁石
37Armpit脇の下
38Twitchピクピク
39Caveman原始人
40rattlesnakeガラガラヘビ
41scorpionサソリ
42bite噛む
43yellow spotted lizard黄斑トカゲ
44pig
45piglets子豚
46buzzardコンドル、タカなど
47donkeyロバ
48bug
49onions玉ねぎ
50peaches
51sunflowerひまわり
52seed
53shell
54burlap目の粗い麻布
55sack
56bullyいじめっ子
57pick onいじめる
58dig-dug-dug穴を掘る
59shovelスコップ
60wheelbarrow手押し車
61dirt
62dump投げ捨てる
63pile積み重なり
64mound(土などの)山
65bury埋める
66mud
67fossil化石
68sore痛い
69woundケガ
70day off休みの日
71cot簡易ベッド
72fill満タンにする
73spigot蛇口
74canteen水筒
75empty空の、空にする
76thirstyのどが渇いた
77spit吐き出す
78feet長さの単位(1feet=30.48cm)
79pound重さの単位(1pound=0.45kg)
80lake
81row船をこぐ
82stream小川
83cliffがけ、絶壁
84rutわだち
85ledge出っ張り
86thumb親指
87climb登る
88wasteland荒れ地
89cabin小屋
90desert砂漠
91weed雑草
92oakオーク(木の種類)
93marry結婚する
94daughter
95promise約束
96lullaby子守歌
97stareじっと見る
98fix直す
99weird変な
100belong to~~のものです。

『Holes』が難しい場合は同じ作者のカンタンな本を読もう

Holesの作者『ルイス・サッカー』さんは色んな難易度の本を書いています(Holesはいちばん難しい)。

Holesはまだ難しいと感じた場合は、ルイス・サッカーさんの本を難易度順に読んでいきましょう⇩

↑のリンク先の記事では『あらすじと単語リスト』をまとめているので、各洋書を読む前にざっと見ておくと読みやすくなります。

洋書を読むなら電子書籍アプリ『Kindle』で

洋書を読んでいると知らない単語だらけで絶望してしまいますが、

Kindleなら知らない単語を長押しするだけで辞書画面が表示されるのでめちゃくちゃ楽です↓

わからないところは飛ばしながら読んでも全然OKなんですが、『ストーリー的に大事そうな単語』や『なんとなく気になる単語』はサクッと調べてしまった方が楽です。

Kindleの始め方や詳しい使い方は⇩の記事で解説しています。

>>電子書籍アプリ『Kindle』で英語学習する方法

Kindleはスマホで無料で使えるんですが、予算に余裕があるならKindle専用デバイス『Paperwhite』を買った方が絶対にいいです。

僕も10年以上愛用しています⇩

Kindle Paperwhiteのカバーの写真

画面が紙の本のような読みごこちで目が疲れにくいのと、『本しか読めない』デバイスなのでSNSなどの誘惑がないのが大きなメリットです。

僕は洋書を読むときはスマホを別の部屋に置いてPaperwhiteだけ持って読むようにしています。

『Holes』のオーディオブックを聴こう

Holesは『Audible』でオーディオブック(朗読音声)を聴くことができます。

音声だけ聴くのもいいし、音声を聴きながら本を読むのもおすすめです。

Holesは読めば読むほど味が出る作品ですし、オーディオブックを聴くと作品の理解度が上がるので、ぜひ聴いてみてください!

通常は2,080円ですが、Audibleの会員(30日間無料)になると1,456円で購入可能。

3章まで無料で聴けます!

『Holes』の実写映画は必ず本を読んだ後で

Holesはディズニーで実写化されています。

しかし、映画はあくまで小説のダイジェストぐらいの濃さでしか描かれていません(時間の都合上しかたないことです)。

映画では小説のような感動は得られません。

先に映画で結末を知るのはあまりにもったいないので、映画を観るのは必ず小説(英語版)を読破できてからにしましょう。

Holesの実写映画はDisney+で観られます。

『Holes』の日本語版はあくまで答え合わせ用

Holesには和訳版もありますが、あくまで答え合わせ用として、英語でよくわからなかったところだけ読むのがおすすめです。

Holesの登場人物は「少年院に行くか『Camp Green Lake』に行くか選べ」と言われてCamp Green Lakeに来た少年ばかりなので全員口が悪いんですが、和訳版だと言葉づかいがかなりマイルドにされています。

児童書なので仕方ないのかもしれませんが、はっきり言って作品本来の魅力が失われているし、僕は個人的にはおすすめしません。

とはいえ英語版と見比べて自分の理解が合っているか確認するには便利です。

『Holes』の次は『ゲームの達人』→『ハリポタ』

Holesを読破できたら大人向けの洋書にチャレンジしていきましょう!

Master of the Game(邦題:ゲームの達人)がページ数が多いわりに読みやすいのでおすすめです。

Master of the Gameを読破できたら洋書を読む体力は十分なので、ハリーポッターに挑戦してみてください。

4,000ページ以上ある超大作。せっかく英語を勉強するなら読まないともったいない名作です。

⇩フルキャスト版のオーディオブックがあり、とんでもなくいいです。

感想を⇩の記事でまとめているので、ぜひ読んでみてください。

あわせて読みたい
ハリポタのフルキャスト版オーディオブック、スネイプ先生がよすぎる
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注意:大ネタバレを含むので、ハリポタの結末を知らない人は絶対に読まないでください。

英語多読が加速する、おすすめ文法書3選

⇧洋書を読むことに慣れてない人はぜひこの本を読んでみてください。イラスト&余白たくさんで優しく英語の基本ルールを教えてくれる本です。この本を軸にした文法記事はこちら

⇧この本はイギリスの文法書です。全て英語で書かれているので、洋書を読むことに少し慣れてきたらチャレンジしてみてください。例文とイラストメインで書かれているので、日本のやたらややこしい文法書よりスッと理解できます。重要単語はこちら

⇧僕が初めて読破できた分厚い文法書です。900ページあります。僕は基本的に分厚い文法書アンチなんですが、この本だけは3周読むことができました。

「ただ文法を並べているだけ」な他の本と違って、この本は説明の構成が考え抜かれていて「あ、この本を読めば確実に伸びるな」と感じさせてくれます。

発音を勉強すると英語が読みやすくなる

洋書を読むなら発音の練習もセットで行うことのがおすすめです。

「本を読むのに発音は関係ないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、発音を勉強すると洋書をスムーズに読めるようになります。

『文字を読む』という行為は『文字を頭の中で音読する』という行為なので、スムーズに音読できない文字はスムーズに読むことができないんです。

実は⇧の『英語耳』ではHolesをおすすめ洋書として紹介されています。

英語耳では『発音学習』+『英語多読』でリスニング力がどんどん伸びると解説されており、Holesは英語多読を始める前のレベルチェックにぴったりと書かれています。

僕は『英語耳』の通りに英語を勉強してHolesも読破できてTOEIC875点を取ることもできました。

詳しい勉強法は⇩の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!

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