Marvin Redpost
ある日、マーヴィンの隣の席の女の子『ケイシー』が「男子が自分のヒジにキスしたら女子になるんだよ!」と言い出すところから話が始まります。

ケイシーが言うには、自分のヒジにキスをする性別が入れ替わるそうです。
だから女の子が自分のヒジにキスをすると男の子になるし、もう一度やれば元に戻れる。
でもマーヴィンはやってみる気にはなりませんでした。少なくともケイシーの前では。
“Have you ever kissed your elbow?” Marvin asked her.
「君はやってみたの?」マーヴィンはケイシーにたずねました。
“No!” she exclaimed. “What do you think I am—some kind of weirdo?”
「やってないよ!」ケイシーは叫びました。「私のことなんだと思ってるの?変人かなにか?」
Marvin shrugged. He did think Casey Happleton was weird.
マーヴィンは肩をすくめました。ケイシーは変な子だと思っていたからです。
“Who’s jabbering?” asked Mrs. North. “Marvin and Casey?”
「おしゃべりしてるのは誰?」ノース先生が聞きました。「マーヴィンとケイシー?」
Marvin turned red. Everyone was looking at him and Casey.
マーヴィンは赤くなりました。みんな彼とケイシーを見ています。
He hoped no one thought he liked her.
マーヴィンはみんなに「あいつはケイシーのことが好き」だなんて思われたくありませんでした。

マーヴィンはヒジにキスしたら女の子になるなんて信じていません。
それに、自分の口がヒジに届くとも思えませんでした。

「でも、届きそうかだけ試してみようかな」
マーヴィンがいろんなやり方を試していると・・

Oh my gosh!
うそでしょ!

What?
なんだよ?

I saw you! You were trying to kiss your elbow.
ヒジにキスしようとしてたの見ちゃった!

I was not. I was scratching my back.
してないよ。背中かいてただけだから。

You want to be a girl!
女子になりたいんだ!

I had an itch.
かゆかっただけだって。

You’re so weird.
あんたってホント変。

You’re the one who’s weird.
変なのはそっちだろ。
You think everyone who scratches his back is really trying to kiss his elbow.
背中をかいてる人を見たらみんな女子になりたがってると思うんだから。

Not everyone, just you.
みんなじゃないよ、あんただけ。
“Marvin! Casey!” said Mrs. North. “Do I have to separate you two?”
マーヴィン!ケイシー!あなたたち2人は席を離さないとダメなの?

マーヴィンはその日の帰り道でもヒジにキスしようとしてみました。
宿題の合間にも。歯を磨く前にも後にも。寝る前にも最後に1回チャレンジ。
その日の夜、シーツにからまってベッドから落ちたはずみで、うっかりヒジにキスしてしまいました。

起きて確認してみると、マーヴィンはちゃんと男の子のままでした。
安心してもう一度眠りについたマーヴィンでしたが、その後、女の子になる夢を見て思わず飛び起きます。
マーヴィンの叫び声を聞いたお母さんは、なんと妹のリンジーの声と勘違い。
「リンジーに間違われるなんて・・もう女子に変わりはじめてるんだ!」
そこからマーヴィンの女子化が止まりません。
He walked to school with Nick and Stuart. He tried to act normal.
マーヴィンは親友のニックとスチュアートと歩いて登校した。マーヴィンは普通にふるまおうとした。
Nick had a loose tooth.
ニックは歯が1本抜けそうだった。
“Watch this,” said Nick. Nick opened his mouth wide. He pushed the tooth forward with his tongue, so that it almost lay down flat.
「見ろよ」ニックが口を大きく開けて舌で歯を前に押すと、歯はほぼ真横に倒れた。
“Oh, gross!” said Marvin.
「うわ、キモッ!」とマーヴィン。

Nick and Stuart looked at him.
ニックとスチュアートが彼を見た。
“I mean … cool!” said Marvin.
「いやその・・すげぇ!」マーヴィンは言い直した。
ある日、マーヴィンはケイシーの髪型を見て「あんな髪型だったらどんな感じなんだろう」と思いました。
ケイシーのポニーテールは頭の横からぴょこんと飛び出しています。


What are you staring at?
なに見てんの?

Your ponytail.
君のポニーテール。

What about it?
これがどうかしたの?

It’s cute. But you always wear your hair the same way.
かわいいよね。でもいつも同じ髪型じゃん。
If I had long hair, I think I’d wear pigtails sometimes.
もし自分の髪がそんなに長かったら、たまにはツインテールするのに。

What’s with you?
あんたどうしたの?

Nothing.
別に。

And your voice sounds so funny. What’d you do? Kiss your elbow?
声も変だよ。なにしたの?ヒジにキスでもした?

No! What do you think I am? Weird?
ちがうってば!変な奴だと思ってんの?
・・マーヴィンの女子化はまだまだ止まりません。
マーヴィンはどうなってしまうのか、ぜひ最後まで読んで確認してみてください!
- ①英語多読にチャレンジ
- ②Kindleの使い方
- ③Kindle専用デバイス
- ④Marvin Redpostの重要単語 ←いまここ
- ⑤Grammar in Useで文法学習
- ⑥海外ドラマの英語字幕を追う
- ⑦洋書ロードマップ