英語多読の始め方|初心者向け洋書『Marvin Redpost』で実戦解説

ryosuke1231

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>> 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻

Q
絵柄が2種類あるが、旧版がおすすめ

\絶対こっち!/

\おすすめしない/

絵柄は好みだと思いますが、挿絵の数は↑の左ver.の方が圧倒的に多いです。

1巻の挿絵数を比較左の絵ver.右の絵ver.
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これは僕個人の感想(オタクの文句)ですが、右ver.からは作品への愛を感じません。

挿絵のタイミングで「大事なのはそこじゃないだろ・・」と思うことが多々あります。

僕は右ver.だったら絶対に英語多読にハマっていません。

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この記事では、入門におすすめの洋書『Marvin Redpost』の第1章を使って英語多読のコツを解説していきます。

>>2章以降のあらすじと全単語集はこちら

まずは最初の3行を読んでみてください↓

「むずかしい・・」と思った人も大丈夫です。

なんとなくどんな内容か予想してから読み進めてみてください。

1.Marvin Redpost put down his pencil.

難易度:☆☆☆☆

訳:マーヴィン・レッドポストは鉛筆を置いた。

シンプルな「A⇒B」の文です。

「A:マーヴィンが」「⇒:置いた」「B:鉛筆を」

多読では、知らない単語に出会ったら意味を推測しながら読んでいきます。

↑は『put』の意味がわからなくても、『down:下に』がわかれば「鉛筆を置いたんだろうな」ってわかりますよね。

こんな感じで「putは『置く』みたいな意味なんだろうな」という推測が蓄積され、putにくり返し出会うことで推測が確信に変わります。

2.He was the first one done.

難易度:★★★☆☆

訳:彼は一番最初に終わった人だった。

2文目でいきなり複雑ですが、「He = the first one done(最初に終わった人)」という「A=B」の文です。

ここでの「one」は「1」ではなく、「人」や「もの」という意味です。

one(人)やdone(終わった)がわからなくても、first(最初の、一番の)から文の意味が推測できます。

  • マーヴィンがなにかで一番だったんだな
  • さっき鉛筆を置いたから、テストか課題が最初に終わったのかな

↑このくらいの理解度で十分です。

Q
そもそも「the」って何?

「the」「a」「an」は冠詞と呼ばれ、名詞の前につきます。

「冠詞」は英語の疑問ランキングで断トツ1位になるぐらい難しいんですが、「真・英文法大全」という本の説明がわかりやすかったので引用します。

theについて

theの核心は共通認識という発想です。

theは、あなたと私(そこに居合わせた人みんな)で共通に認識できるものに使います。みんなで「せ~の……」と一斉に指をさせるならtheを使う感覚です。

theは、that「あれ」から生まれた単語です。theの「特定」する感じはthatに由来するものなんです。theに「例のあれ」という感覚を持ってもいいでしょう。

マーヴィンのクラスで「最初に終わった人は誰?」と聞いたら全員がマーヴィンを指させるので、「the first one」には「the」をつけるという感覚です。

a/anについて

theは共通認識できるときに使いますが、aについてはそれを裏返して共通認識できない→たくさんある中の1つにはaを使います。

oneからanが生まれ(oneとanは発音も似ている)、anからnがとれてaになりました。元々がone「1」なので、a/anも「たくさんある中の1つ」となるのです。

anは母音(あいうえお)の前につき、aは子音(あいうえお以外)の前につきます。

例:a banana / an apple ←ネイティブ的にa/anが逆だと読みづらい

Q
「one」がなんで「人」や「もの」って意味になるの?

この「one」は日本語でいうと「赤いのがほしい」の「の」です。

  • Which pen do you want?(どのペンがほしい?)
  • The red one, please(赤いがほしい).

今回の「He was the first one done」は「最初に終わったはマーヴィンだった」という感じです。

「He was the first person done」も間違いじゃないですが、「最初に終わった人物はマーヴィンだった」という感じで堅苦しくなります。

Q
なんで「first one done」って順番になるの?

(これはかなり難しい文法なので理解できなくてOKです。僕も今回ChatGPTに聞きながら理解しました↓)

「first one done」は「最初の」「人」「終わった」という順番になっていて変な感じがします。

日本語では「最初に」「終わった」「人」って順番で並べるし、英語でも「big red apple」のように「大きくて」「赤い」「リンゴ」という順番で並べます。

じゃあなんで「first one done」という順番になるかというと、「first one who was done」の「who was」を省略した形だからです。

(who wasについてはざっくり文法講座を読めばなんとなく理解できるはずです)

要するに、「first one done」は「最初に」「終わった人」という順番なんです。

3.He took his report to Mrs. North.

難易度:★★☆☆☆

訳:彼はレポートをノース先生に持っていった。

tookは「take」の過去形です。

「take」は日本語訳より↓のイメージで覚えてみてください。

中学英単語アルファ

「A:マーヴィンが」「⇒:takeした」「B:レポートを」がこの文の骨組みで、

「to Mrs. North:ノース先生に」は補足説明です。

「took」がわからなくても、「his report to Mrs. North(レポートをノース先生に)」から「レポートを提出したんだな」って推測できます。

英語多読は『知ってる単語だけでストーリーを推測するゲーム』です。

↓これだけの情報から「細かいことはわからないけど、レポートを一番に提出したんだな」と推測できれば十分。

  • Marvin Redpost 〇〇 down his pencil.
  • He was the first 〇〇 〇〇.
  • He 〇〇 his report to Mrs. North.

知ってる単語だけを読んでいくだけでも単語の並べ方(=文法)がわかってくるし、知らない単語も何度も出会ううちに『推測』が『確信』に変わって覚えられます。

↑これが英語多読で単語力/文法力/読解力などが伸びる理屈です。

1章を全文解説!

さらに続きを読んでいきましょう。

1章の全文を解説しながら多読のコツを説明していきます。

1章前半:ノース先生とのやりとり

マークがある文には図解やコツの紹介があります。

を押すと日本語訳と解説が表示されます↓

Q
Mrs. North looked at it.

:ノース先生はそれを見た。

  • look at :〜を見る
  • itはマーヴィンが提出したレポートのこと

難易度:★☆☆☆☆

Q
“I can’t read this,” she said.

:「これ、読めないわ」と彼女は言った。

  • 小説ではセリフの後に「she said(彼女は言った)」などがつくのが一般的。

難易度:★☆☆☆☆

Q
He had to copy it over.

:彼はそれをもう一度書き写さなければならなかった。
文法解説

  • had:haveの過去形
  • have to ~ :「〜しなければならない」
  • copy over :「書き直す」「書き写す」

「copy over」を知らなくても、「had to(しないといけなかった)」から「たぶんレポートのやり直しだな」と推測できます。

難易度:★★☆☆☆

Q
Neater this time, Marvin,” said Mrs. North.

:「今度はもっときれいにね、マーヴィン」とノース先生は言った。

  • neat:きちんとした、きれいな
  • neater:よりきれいに(形容詞に”er”がつくと『より〇〇』になる)
  • said Mrs. North:「Mrs. North said」と逆の順になっている。小説でよく使われる形。

「形容詞+er」が『より〇〇に』という意味になることを知っていれば、「レポートが読めないからもっときれいに書け」と言われていると推測できます。

難易度:★★☆☆☆

Q
Marvin frowned.

:マーヴィンは顔をしかめた。

  • frown は「眉をひそめる、顔をしかめる」

上の文章で「レポートを書き直せと言われた」ことがわかれば、「マーヴィンはたぶんマイナスなリアクションをしたんだろうな」と推測できる。

難易度:★☆☆☆☆(動詞の意味がわかれば簡単)

Q
He was in the third grade.

:彼は3年生だった。

  • grade:〜年生

難易度:★☆☆☆☆(基本的な表現)

Q
His class had been learning cursive writing.

:彼のクラスは筆記体の書き方を習っているところだった。

  • learn:学ぶ
  • had been learning は過去完了進行形(~しているところだった)
  • cursive writing:筆記体

「have+動詞の変形」の「have」は無視してOK。
「had been learing」とか「have been learing」とか「have learned」とか、厳密には意味が違うけど全部「learned」として読んで問題ありません。

詳しくは↓の動画で。

難易度:★★★☆☆

Q
“It’s because I’m left-handed,” Marvin complained.

:「左利きだからだよ」とマーヴィンは文句を言った。

  • It’s because 〜:〜だからだ
  • complain:不平を言う、文句を言う

セリフの後の「~,Marvin complained」のような形は全部「~,Marvin said」に変換してOK

難易度:★★☆☆☆

Q
“It’s impossible to write neatly when you’re left-handed.

:左利きだと、きれいに書くなんて無理だよ。

この「it」は『仮主語』と呼ばれるものです。

英語は結論を早く言いたい言語なので、「不可能なんだよ。左利きがきれいに書くことは」という言い方をすることがあります。とにかく早く「不可能」を言いたいんです。

「左利きがきれいに書くこと」=「不可能」というシンプルな「A=B」の文にすると、「A」が長くなりすぎてしまいます↓

  • impossible:不可能
  • write neatly:きれいに書く
  • left-handed:左利き

難易度:★★★☆☆(文構造がやや複雑)

Q
Everything is backwards.”

:すべてが逆なんだよ。

  • backwards:副詞で「逆に、反対に」

難易度:★☆☆☆☆(意味はシンプル)

Q
“I’m left-handed,” said Mrs. North.

:「私も左利きよ」とノース先生は言った。

難易度:★☆☆☆☆

Q
“Oh,” said Marvin.

:「あ、そうなんだ」とマーヴィンは言った。

難易度:★☆☆☆☆

Q
“We’re lucky to be left-handed,” said Mrs. North.

:「左利きでよかったわね」とノース先生は言った。

  • to be left-handed:左利きであること

難易度:★★☆☆☆(中学後半レベル)

Q
“It means we have royal blood.”

:「私たちは王家の血を引いてるってことよ。」

  • It means ~:「〜という意味だ」
  • royal blood:直訳「王家の血」

難易度:★★☆☆☆

Q
She smiled at him.

:彼に向かってほほえんだ。

  • smile at 人:「〜に向かって笑いかける」

難易度:★☆☆☆☆

Q
“You’d write neater if you slowed down,” she said.

:「もっとゆっくり書けば、もっときれいに書けるのに」と彼女は言った。

  • if:もし
  • neater:よりきれいに

この「You’d」は「You would」の略。

「You could」や「You had」の略も「You’d」なので注意。

「’d」は無視して読んでも問題ありません。

難易度:★★★☆☆

Q
“It isn’t a race.”

:「競争じゃないのよ。」

  • race:レース、競争

難易度:★☆☆☆☆

1章後半:マーヴィンのレポート

Q
He returned to his seat.

:彼は席に戻った。

  • return to ~:〜に戻る

難易度:★☆☆☆☆

Q
He picked up his pencil and wrote as fast as he could.

:鉛筆を手に取ると、できるだけ速く書いた。

1つの「A」に対して2つの「⇒B」があるパターンです。

「his report」は書かなくてもわかるので省略されています。

  • pick up:拾い上げる、手に取る
  • as 〇〇 as~:~と同じだけ〇〇
  • couldはcanの過去形
    ⇒as fast as he could:彼ができる限り(he could)と同じだけ速く⇒できるだけ速く

難易度:★★☆☆☆

Q
He had to write twice as fast this time, just to catch up with everyone else.

:今回は、みんなに追いつくために2倍の速さで書かないといけなかった。

  • twice as fast:2倍速く
  • just:「〜するだけでも」みたいなギリギリ感の強調
  • catch up with:〜に追いつく
  • everyone else:ほかの全員

難易度:★★★☆☆

Q
He had to write a report on something he read in Current Events.

:「カレント・イベント」で読んだ何かについてレポートを書かないといけなかった。

「A⇒B」の文ですが、「B」がめちゃくちゃ長くなっています。

重要なのは「on」です。「on」には「~の上に」という意味があるので、

「a report on something」は「somethingに基づいたレポート」というイメージになります↓

じゃあ「somethingって何?」を説明するのが「he read in Current Events(彼がカレント・イベンツで読んだ)」の部分です。

  • Current Events:児童向け新聞の名前

こういう複雑な英文は慣れるとパズルみたいに楽しめるようになりますが、最初は難しいので飛ばしてもOKです。
複雑な英文を読む基本ルールについては↓の記事を読んでみてください。

>>【英語多読に特化】30分で英語がざっくり読めるようになる文法講座

難易度:★★★☆☆

Q
Current Events was a newspaper for children.

:「カレント・イベント」は子ども向けの新聞だった。

難易度

Q
This is what Marvin wrote.

:これはマーヴィンが書いたものです。

文の途中の「what」はとりあえず「もの」と読み換えてみてください。

難易度:★★☆☆☆

Q
The King of Shampoon is looking for his lost son.

:シャンプーン国の王様は、行方不明になった息子を探している。

  • look for:探す
  • lost:失われた
  • lost son:行方不明の息子

難易度:★★☆☆☆

Q
The son’s name is Prince Robert.

:その息子の名前はロバート王子。

難易度:★☆☆☆☆

Q
Prince Robert was kidnapped the day he was born.

:ロバート王子は、生まれた日に誘拐された。

  • was kidnapped:誘拐された(受け身の形)
  • the day he was born:彼が生まれた日

難易度:★★★☆☆

Q
That was nine years ago.

:それは9年前のことだ。

  • ago:〜前

難易度:★☆☆☆☆

Q
Prince Robert is nine years old.

:ロバート王子は9歳だ。

  • is nine years old:年齢を表す定型表現

難易度:★☆☆☆☆

Q
He has red hair and blue eyes.

:彼は赤い髪と青い目をしている。

  • has:持っている(haveの三人称単数現在形)
  • red hair and blue eyes:2つの名詞を and で接続

難易度:★☆☆☆☆

Q
Unless he’s dead.

:もし彼が死んでいなければ、の話だけど。

  • unless:〜でない限り
  • 文としては前文の続きとして理解する必要あり。
    「He has red hair and blue eyes unless he’s dead.」を小説の表現としてあえて分割している。
    「彼は赤毛に青い目をしている。生きていれば」というイメージ。

難易度:★★★☆☆

Q
The King is going all around the world looking for his lost son.

:王様は世界中を回って息子を探している。

  • all around the world:世界中を
  • look for:探す

難易度:★★★☆☆

Q
He hopes he isn’t dead.

:王様は、息子が死んでいないことを願っている。

  • 1つ目の「he」は王様、2つ目の「he」は息子を表す。
  • he(王様)はhe isn’t dead(息子が死んでいない)ことを望んでいるという形

難易度:★★☆☆☆

Q
So do I.

:ぼくもそう思う。

こういう謎の表現はChatGPTに聞いてみましょう。くわしく教えてくれます↓

アプリのインストール

難易度:★★☆☆☆(省略表現に慣れていないと難しい)

Q
This week the King is in Washington, D.C.

:今週、王様はワシントンD.C.にいる。

難易度:★☆☆☆☆

Q
The End

:おしまい。

  • 定型表現。ストーリーや作文の終わりに使う。

難易度:★☆☆☆☆

Q
Marvin finished writing just as the bell rang for recess.

:休み時間のチャイムが鳴ったちょうどそのとき、マーヴィンは書き終えた。

  • finished writing:書くことを終えた
  • just as ~:ちょうど〜したとき
  • the bell rang:チャイムが鳴った
  • recess:学校の「休み時間」

難易度:★★★☆☆

Q
He gave his report to Mrs. North, then ran outside to play wall-ball.

:彼はレポートをノース先生に渡し、それから外に走って出て、ウォールボールをしに行った。

  • outside:外に
  • wall-ballの動画↓

難易度:★★☆☆☆

Q
Marvin was nine years old.

:マーヴィンは9歳だった。

  • nine years old:年齢を表す定番の言い方

難易度:★☆☆☆☆

Q
He had red hair.

:彼は赤い髪をしていた。

難易度:★☆☆☆☆

Q
He had blue eyes.

:彼は青い目をしていた。

難易度:★☆☆☆☆

Q
He lived in a small town, not too far from Washington, D.C.

:彼は、ワシントンD.C.からそれほど遠くない小さな町に住んでいた。

  • not too far from ~:〜からそれほど遠くない
  • Washington, D.C.:アメリカの首都(作文と現実がリンクしている)

難易度:★★☆☆☆

>>2章以降のあらすじと全単語集はこちら

\面白いからぜひ読んで!/

Q
個人的に好きな第3巻のあらすじ

僕はMarvin Redpostの3巻がかなり好きです(1番好きなのは8巻)。

3巻はマーヴィンの隣の席の女の子『ケイシー』が「男子が自分のヒジにキスしたら女子になるんだよ!」と言い出すところから話が始まります。

ケイシーが言うには、自分のヒジにキスをする性別が入れ替わるそうです。

だから女の子が自分のヒジにキスをすると男の子になるし、もう一度やれば元に戻れる。

でもマーヴィンはやってみる気にはなりませんでした。少なくともケイシーの前では。

“Have you ever kissed your elbow?” Marvin asked her.
「君はやってみたの?」マーヴィンはケイシーにたずねました。

“No!” she exclaimed. “What do you think I am—some kind of weirdo?”
「やってないよ!」ケイシーは叫びました。「私のことなんだと思ってるの?変人かなにか?」

Marvin shrugged. He did think Casey Happleton was weird.
マーヴィンは肩をすくめました。ケイシーは変な子だと思っていたからです。

“Who’s jabbering?” asked Mrs. North. “Marvin and Casey?”
「おしゃべりしてるのは誰?」ノース先生が聞きました。「マーヴィンとケイシー?」

Marvin turned red. Everyone was looking at him and Casey.
マーヴィンは赤くなりました。みんな彼とケイシーを見ています。

He hoped no one thought he liked her.
マーヴィンはみんなに「あいつはケイシーのことが好き」だなんて思われたくありませんでした。

マーヴィンはヒジにキスしたら女の子になるなんて信じていません。

それに、自分の口がヒジに届くとも思えませんでした。

「でも、届きそうかだけ試してみようかな」

マーヴィンがいろんなやり方を試していると・・

ケイシー
ケイシー

Oh my gosh!
うそでしょ!

マーヴィン
マーヴィン

What?
なんだよ?

ケイシー
ケイシー

I saw you! You were trying to kiss your elbow.
ヒジにキスしようとしてたの見ちゃった!

マーヴィン
マーヴィン

I was not. I was scratching my back.
してないよ。背中かいてただけだから。

ケイシー
ケイシー

You want to be a girl!
女子になりたいんだ!

マーヴィン
マーヴィン

I had an itch.
かゆかっただけだって。

ケイシー
ケイシー

You’re so weird.
あんたってホント変。

マーヴィン
マーヴィン

You’re the one who’s weird.
変なのはそっちだろ。

You think everyone who scratches his back is really trying to kiss his elbow.
背中をかいてる人を見たらみんな女子になりたがってると思うんだから。

ケイシー
ケイシー

Not everyone, just you.
みんなじゃないよ、あんただけ。

“Marvin! Casey!” said Mrs. North. “Do I have to separate you two?”
マーヴィン!ケイシー!あなたたち2人は席を離さないとダメなの?

マーヴィンはその日の帰り道でもヒジにキスしようとしてみました。

宿題の合間にも。歯を磨く前にも後にも。寝る前にも最後に1回チャレンジ。

その日の夜、シーツにからまってベッドから落ちたはずみで、うっかりヒジにキスしてしまいました。

起きて確認してみると、マーヴィンはちゃんと男の子のままでした。

安心してもう一度眠りについたマーヴィンでしたが、その後、女の子になる夢を見て思わず飛び起きます。

マーヴィンの叫び声を聞いたお母さんは、なんと妹のリンジーの声と勘違い。

「リンジーに間違われるなんて・・もう女子に変わりはじめてるんだ!

そこからマーヴィンの女子化が止まりません。

He walked to school with Nick and Stuart. He tried to act normal.
マーヴィンは親友のニックとスチュアートと歩いて登校した。マーヴィンは普通にふるまおうとした。

Nick had a loose tooth.
ニックは歯が1本抜けそうだった。

“Watch this,” said Nick. Nick opened his mouth wide. He pushed the tooth forward with his tongue, so that it almost lay down flat.
「見ろよ」ニックが口を大きく開けて舌で歯を前に押すと、歯はほぼ真横に倒れた。

“Oh, gross!” said Marvin.
「うわ、気持ち悪い!」とマーヴィン。

Nick and Stuart looked at him.
ニックとスチュアートが彼を見た。

“I mean … cool!” said Marvin.
「いやその・・すげぇ!」マーヴィンは言い直した。

ある日、マーヴィンはケイシーの髪型を見て「あんな髪型だったらどんな感じなんだろう」と思いました。

ケイシーのポニーテールは頭の横からぴょこんと飛び出しています。

ケイシー
ケイシー

What are you staring at?
なに見てんの?

マーヴィン
マーヴィン

Your ponytail.
君のポニーテール。

ケイシー
ケイシー

What about it?
これがどうかしたの?

マーヴィン
マーヴィン

It’s cute. But you always wear your hair the same way.
かわいいよね。でもいつも同じ髪型じゃん。

If I had long hair, I think I’d wear pigtails sometimes.
もし自分の髪がそんなに長かったら、たまにはツインテールするのに。

ケイシー
ケイシー

What’s with you?
あんたどうしたの?

マーヴィン
マーヴィン

Nothing.
別に。

ケイシー
ケイシー

And your voice sounds so funny. What’d you do? Kiss your elbow?
声も変だよ。なにしたの?ヒジにキスでもした?

マーヴィン
マーヴィン

No! What do you think I am? Weird?
ちがうってば!変な奴だと思ってんの?

・・マーヴィンの女子化はまだまだ止まりません。

マーヴィンはどうなってしまうのか、ぜひ最後まで読んで確認してみてください!

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