英文法

たった30分で英語が「読めない」→「読める」になる文法まとめ

ryosuke1231
  • 英語の文法書って分厚いすぎる・・
  • ホントに文法ってこんなに必要なの?
  • 重要な文法だけシンプルに教えて!

英語が得意な人は平気で「700ページぐらいの文法書」をおすすめしてきますが、多くの人はそんな本は読めません。

僕は分厚い文法書を読まずにTOEIC875点を取りました。文法問題の正解率は95%。

文法を身につけるには、文法書を読むよりも英語をたくさん読む方が効果的です。

とはいえ英語を読むためには「最低限の文法」が必要なので、

この記事では「英語を読むための文法」をシンプルにまとめます。

英語はたった2パターン!

学校では「英語は5つの文型に分けられる」と習います。

(SVOCとかいうやつ)

5個に分けるのは細かすぎるので、次の2個だけ覚えればOK!

①A⇒B 『I love you』

  • A :わたし(主役)
  • ⇒:愛す(行動)
  • B :あなた(相手)

②A=B 『This is a pen』

A(これ) = B(ペン)

「品詞」で英語をシンプルに!

  1. 動詞:動作を表す
  2. 名詞:物の名前を表す
  3. 形容詞:「名詞」を説明する

英語をよりシンプルに考えるために必要なのが「品詞」という考え方です。

品詞は英単語を「使い方」ごとにグループ分けしたもの。

1周目の人は読まないで!

品詞は全部で10個あります!

  1. 動詞
  2. 名詞
  3. 形容詞
  4. 副詞
  5. 代名詞
  6. 助動詞
  7. 前置詞
  8. 冠詞
  9. 接続詞
  10. 間投詞

いまはよくわからなくてOK!

特に大事なのは「動詞名詞形容詞」の3つです。

この3つがあれば英語の「骨組み」を作ることができます。

それぞれの品詞の役割について説明していきます!

動詞

動詞は動作を表す単語です( love, come, goなど)

  • 矢印(⇒):一般動詞
  • イコール(=):be動詞

矢印(⇒)にあたる単語は「一般動詞」と呼ばれ、ほとんどの動詞がこっちです。

イコール(=)にあたる単語は「be動詞」と呼ばれ、「am、are、is、was、were、been」だけです。

1周目の人は読まないで!

「一般動詞」でもイコール(=)で考えた方が理解しやすいものもあります。

  • look:〜に見える
  • sound:〜に聞こえる など

例えば「You look happy(あなたは幸せに見えるね!)」は「you = happy」です。

1周目の人は読まないで!

「A⇒B」の応用編として、

  1. 「A⇒」のようにBがいらない動詞
  2. 「A⇒BB」のようにBが2つ必要な動詞

もあります。

いまは「そんなのがあるんだな」ぐらいでOKです。

1周目の人は読まないで!

動詞の後に「s」がつくことがありますが、これは「三単現のS」といいます。

He loves me.

人称(わたしとあなた以外)で、数で、在形の動詞には「s」を付けるという謎ルールです。

そのうち慣れるので気にしなくてOKです。

名詞

名詞は物の名前などを表すです(dog, cat, boyなど)

名詞は「A」と「B」の部分に使われます。

ちなみにI, you, she, me, him なんかは「代名詞」といって、名詞の仲間です。

1周目の人は読まないで!

学校で「アイ, マイ, ミー, マイン」とか「シー, ハー, ハー, ハーズ」って謎の呪文を唱えた記憶ないですか?

この呪文は代名詞の形の変化を表したものです。

  • I, my, me, mine
  • you, your, you, yours
  • he, his, him, his
  • she, her, her, hers
  • they, their, them, theirs

代名詞を「A」として使うときは赤字の形、「B」のときは緑字の形になります。

ちなみにmyは「私の〜」で、mineは「私のもの」です。

1周目の人は読まないで!

名詞の前に「a」とか「the」がつくことがありますが、これらは「冠詞」といいます。

「This is a pen」「I like the dog」など。

めちゃくちゃ大事ですが、いまは気にしなくてOKです。

形容詞

形容詞は「名詞を説明する」単語です(cute, beautiful, niceなど)

形容詞の使い方は2種類あるので、それぞれ説明していきます。

  1. A=Bの文の「B」として使う
  2. 名詞の前につける

①A=Bの「B」として使う

形容詞は「A=B」の「B」として使うことができます

例えば、「The girl is cute」では「cute」が形容詞です。

The girl = cute (その女の子=かわいい) という型になってますよね。

②名詞の前につける

名詞の前に形容詞をつけると、その名詞を詳しく説明することができます

例えば次の英文。

The girl loves me!
:その女の子はオレのことが好きだ!

もし、さらに「その子かわいいんだよね~( ´_ゝ`)」と自慢したいのであれば、

girl(名詞)の前にcute(形容詞)をつけます。

The cute girl loves me!
:あのかわいい子がオレのこと好きなんだよね~( ´_ゝ`)

1周目の人は読まないで!

「cute girl」は「A」としても「B」としても使うことができます。

  • I love the cute girl.
    (『A⇒B』のB)
  • The cute girl is my girlfriend.
    (『A=B』のA)
  • She is a cute girl.
    (『A=B』のB)

副詞

ここまで説明してきた「動詞、名詞、形容詞」だけでも「英語の骨組み」を作ることができますが、

英語の表現をもっと豊かにするのが「副詞」です!

いきなり細かく説明すると難しいので、先ほどの

The cute girl loves me.
:そのかわいい女の子はオレのことが好きだ!

という文に副詞を3つ足してみます。

The extremely unbelievably cute girl seriously loves me!

  • extremely:極めて、めちゃくちゃ
  • unbelievably:信じられないくらいの
  • seriously:真剣に、マジで

⇒その「めちゃくちゃ」「信じられないぐらい」かわいい女の子はオレのことを「マジで」好きだ!

たぶん英語としても日本語としてもわけわかんない文章ですが、説明のためなので許してください笑

それぞれの副詞がどんな役割をしているのか説明していきます!

①動詞を説明する

The extremely unbelievably cute girl seriously loves me!
:そのめちゃくちゃ信じられないぐらいかわいい女の子はオレのことを「マジで」好きだ!

まず、「seriously:真剣に」から。

seriouslyは「love」という「動詞」の意味を強めていますよね。

あの子、オレのこと『軽い気持ち』じゃなくて『真剣に』好きなんだぜ!

という自慢ができます。

こんな感じで、副詞は「動詞」の補足説明をすることができます

②形容詞を説明する

The extremely unbelievably cute girl seriously loves me!
:そのめちゃくちゃ「信じられないぐらい」かわいい女の子はオレのことをマジで好きだ!

次に「unbelievably:信じられないくらいの」です。

unbelievablyは「cute」という「形容詞」の意味を強めています。

あの子って『ちょっとかわいい』ぐらいじゃなくて『信じられないぐらいかわいい』んだよね~( ´_ゝ`)

という超ノロケですね。

こんな感じで、副詞は「形容詞」の補足説明もできます

③副詞は副詞も説明できる!

最後に、「extremely:極めて、めちゃくちゃ」です。

The extremely unbelievably cute girl seriously loves me!
:その「めちゃくちゃ」信じられないぐらいかわいい女の子はオレのことをマジで好きだ!

extremelyは先ほど説明した「unbelievably」という「副詞」を強めています。

「副詞」はこんな感じで「副詞」のことも説明することができるんです!

④名詞は説明できない

副詞は「動詞、形容詞、副詞」を説明することができるということをお伝えしていきました。

「あれ、名詞は?」と思われたあなた、鋭いです!

副詞は名詞を説明できません!
なぜなら、名詞を説明するのは「形容詞」の仕事だからです!

⑤副詞は「文の全体」も説明できる

副詞は「単語の説明」だけじゃなくて、「文の全体」を説明することもできます。

Seriously, the girl loves me.
マジなんだって!あの子オレのこと好きなんだって!

副詞を文のはじめに置くことで、「the girl loves me」という文をまるごと説明しています!

1周目の人は読まないで!

英語には「大事なものほど前に出す」という基本ルールがあるので、

「副詞をどこか置くか」によって、英語のニュアンスがちょっとだけ変わります。

  1. The girl loves me seriously.
    『あの子がオレのこと好き』という事実が大事で、真剣さはオマケ。
  2. The girl seriously loves me
    『あの子がオレのこと好き』なのは前提で、『真剣』という事実が大事。
  3. Seriously, the girl loves me.
    『マジなんだって!』という感じ。これは文全体を説明するパターンです。

品詞がわかれば英語はシンプル!

ここまで、品詞を意識して英語をシンプルに考える方法をお伝えしました。

  1. 英語は「A⇒B」と「A=B」の2パターンだけ
  2. 英語の骨組みは「動詞」「名詞」「形容詞」で出来ている
  3. 「形容詞」「名詞」を説明できる
  4. 「副詞」は「名詞以外」「文全体」を説明できる。

文法書を読むと複雑な文法がたくさん書いてありますが、英語の基本はめちゃくちゃシンプルなんです。

大事なのは、「A⇒B」と「A=B」以外は無視しても意味がわかるということ。

特に「副詞」は飛ばしても問題ありません。

ここまで理解できれば、英語を読むのがかなり楽になります!

==ここから上級編==

英語の基本はめちゃくちゃシンプルですが・・

やっぱり英語ってめちゃくちゃ複雑ですよね。

英語が複雑になるのは、おもに次の3つのせいです・・

  1. 関係代名詞と関係副詞
  2. 句と節
  3. 動詞の活用

こんなの見ると気持ち悪くなりますよね・・

▼簡単にいうとこんな感じです。

  1. 関係代名詞と関係副詞
    :2つの文がくっついて1つの文になる
  2. 句と節
    :「単語のかたまり」が「形容詞」「副詞」になる
  3. 動詞の活用
    「動詞」は変形して「名詞」「形容詞」「副詞」になる

よけいわからなくなったかもしれませんが、これから詳しく説明していくので安心してください!

「A=B」の文や「A⇒B」の文がくっつく

英語が複雑になる大きな原因は「関係代名詞」「関係副詞」です。

(who, which, that, what, whose, where, when, why, how)

「関係〜詞」とかの言葉はどうでもいいので無視してください!

とにかく、「A=B」の文や「A⇒B」の文をくっつけて1つの文にするものだと覚えてください!

例えば次の例文。

I have a friend who is a teacher.
:僕には先生をやっている友達がいます。

この例文では、次の2つの文を関係代名詞「who」でくっつけて「A⇒B(=C)」という1文にしています。

  1. A⇒B:I have a friend
  2. B=C:my friend is a teacher

「A⇒B(=C)」だけでなく色んなパターンがあるので、英語を大量に読んで慣れてみてください。

  • I have a friend who plays tennis.
    :A⇒B(⇒C)
  • The girl who is a teacher plays tennis.
    :A(=B)⇒C
  • This is the girl who I met yesterday.
    こちらは私が昨日会った女の子です
    :A=B(C⇒B)  ※2つ目のBは省略

どの例文も赤字部分は「A⇒B」か「A=B」になっていて、そこだけでも文章は成立しています。

この赤字部分が「英文の骨組み」です。

知らない英語だらけの英文も、骨組みだけわかれば意味をなんとなく理解できます!

▼英語の骨組みを作るのは「動詞」「名詞」「形容詞」でしたね!

単語のかたまりが形容詞や副詞になる

句と節

「単語のかたまり」が「形容詞」「副詞」になる

「句」とか「節」とかの言葉はどうでもいいので気にしないでください!

実際の例文で説明してみます。

  • This is a pen on the desk
    :これは机の上のペンです。
  • I play tennis on Sunday
    :わたしは日曜日にテニスをします。

「on the desk」は「pen」という「名詞」を説明する「形容詞」の働きをしていて、

「on Sunday」は「play」という「動詞」を説明する「副詞」の働きをしています。

色が多くてすみません・・

「on」は「〜の上の」や「〜曜日に」を表す「前置詞」です。

「on」とか「at」とか「in」とか、前置詞が文の途中に入ってくると英語が長くなってややこしくなります。

でも英語の骨組みは常に「A=B」と「A⇒B」です!

「骨組みに飾りがついてややこしくなってる」ぐらいに考えましょう!

動詞が変形して名詞、形容詞、副詞になる

動詞は変形するのでややこしいです・・

動詞の活用

「動詞」は変形して「名詞」「形容詞」「副詞」になる

でも、日本語でも動詞は変形しますよね。

  1. 「食べる」は「動詞」ですが、
  2. 「食べること」は「名詞」です。
  3. 「食べるための」は「形容詞」で、
  4. 「食べるために」は「副詞」です。
  • パスタを食べるためのフォーク
    :「フォーク」という名詞を説明する「形容詞」
  • パスタをたくさん食べるために運動する
    :「運動する」という動詞を説明する「副詞」

👇英語でもこんな感じで動詞が変形します。

  1. to + 動詞
  2. 動詞 + ing
  3. 動詞 + ed

👇「play」だとこうなります。

  1. to play
  2. playing
  3. played

👇メインの意味はそれぞれこんな感じ。

  1. to play:プレイすることプレイするための〜プレイするために〜
  2. playing:プレイすることプレイしている〜プレイしていると〜
  3. played:プレイしたプレイしたことプレイされた〜、プレイされて〜

「動詞」「名詞」「形容詞」「副詞」

👇それぞれ例文で説明します。

①to+動詞

to play
  • 【名詞】
    To play tennis is fun.
    (テニスをプレイすることは楽しい)
  • 【形容詞】
    a racket to play tennis
    (テニスをプレイするためのラケット)
  • 【副詞】
    I go to the park to play tennis.
    (私はテニスをプレイするために公園に行く)

②動詞+ing

playing
  • 【名詞】
    Playing tennis is fun.
    (テニスをプレイすることは楽しい)
  • 【形容詞】
    a girl playing tennis
    (テニスをプレイしている女の子)
  • 【副詞】
    Playing tennis, I am happy.
    (テニスをプレイしていると、私は幸せだ)

中1で習う「現在進行形」も「動詞+ing」です。

She is playing tennis now.
(彼女は今テニスをプレイしている

現在進行形の「動詞+ing」は形容詞

「she」=「playing tennis」という「A=B」の文になってますよね!

③動詞+ed

played
  • 【動詞の過去形】
    I played tennis yesterday.
    (私は昨日テニスをプレイした
あとで詳しく説明!

【名詞】
I have played tennis for 3 years.
(私は3年間テニスをプレイしたことを持っています
 👉私は3年間テニスをした経験があります)

  • 【形容詞】
    a game played for many years
    (長年プレイされたゲーム)
  • 【副詞】
    Played for many years, tennis became popular.
    (長年プレイされて、テニスは人気になった)

「I have played〜」は現在完了形といいます。

played」を「have」している
→「プレイしたことを持っている」
「過去」の出来事を「今も」持っている

というイメージから、おもに次の3つの意味があります。

  1. 完了(ちょうどプレイしたところだ)
  2. 継続(ずっとプレイしている)
  3. 経験(プレイしたことがある)

ピンとこないと思うので、例文で説明します!

  1. I have just played tennis.
    →「ちょうどテニスをしたこと」を持っている
    →「ちょうどテニスをしたところだ」
    →終わった(完了した)ばかりなので、今も汗だく
  2. I have played tennis since I was a child.
    →「子供の頃からテニスをしたこと」を持っている
    →「子供の頃からテニスをしている」
    今もテニスを継続している
  3. I have played tennis many times.
    「何度もテニスをしたこと」を持っている
    →「何度もテニスをしたことがある」
    今までに何度も経験がある

「過去」の出来事だけではなく、「現在」ともつながりがあるのがポイントです!

一方で、「I played〜」は過去形といって、シンプルに過去のことを表します。

I played tennis yesterday.
→昨日テニスをしました。

👆現在完了形とちがって、現在とのつながりはないですよね!

過去分詞について

動詞の過去形(動詞+ed)と、名詞形容詞副詞の「動詞+ed」は違うものです。

名詞形容詞副詞の「動詞+ed」は「過去分詞形」と呼ばれます。

見た目は同じなので、そんなに気にしなくていいと思いきや・・

困ったことに過去形と過去分詞形が「動詞+ed」じゃない動詞もあるんです。

👇中学校でこんな表を覚えさせられませんでしたか?

中学英単語α 最初の555語 より

僕は学生時代、この表のせいで決定的に英語が嫌いになりました・・

でも不規則に変化するのは「よく使う単語だけ」です。

たぶん、英語ネイティブの人が

「ed」付けると言いにくくない?

よく使う単語は例外として言いやすくしない?

って思ったんだと思います(勝手な推測です)。

なので、英語をたくさん読んでいけば自然と覚えられます。

やっぱり品詞がわかれば英語はシンプル!

上級編として、英語が複雑になる3つの原因を説明してきました。

  1. 関係代名詞と関係副詞
    :「A=B」の文や「A⇒B」の文がくっついて1つの文になる
  2. 句と節
    :「単語のかたまり」が「形容詞」「副詞」になる
  3. 動詞の活用
    「動詞」は変形して「名詞」「形容詞」「副詞」になる

かなりややこしいことを説明しましたが、基本は「動詞」「名詞」「形容詞」「副詞」でしたよね。

メインの品詞!
  1. 「動詞」:動作を表す
  2. 「名詞」:物の名前を表す
  3. 「形容詞」:「名詞」を説明する
  4. 「副詞」:「名詞以外」「文全体」を説明する

英語には色んな「飾り」がついてややこしくなりますが、「骨組み」は次の2パターンだけです。

知らない単語だらけの英語を読むときでも、「骨組み」だけ理解できればなんとなくの内容を理解できます。

ハリポタ英語を読んでみよう!

最後に、ややこしい例文を実際に読んでみましょう!

▼これはハリポタ1巻の序盤の英文です。

Mrs Dursley was thin and blonde and had nearly twice the usual amount of neck, which came in very useful as she spent so much of her time craning over garden fences, spying on the neighbours.

Q
単語の意味
  • thin : 細い
  • blonde : 金髪
  • nearly : ほとんど
  • twice : 2倍の
  • usual : 通常の
  • amount of : 〜の量
  • neck : 首
  • come in : 役に立つ
  • spent : 過ごす
  • so much of : 〜の大部分
  • crane : よく見ようとして首を伸ばす
  • spy on : 偵察する
  • neighbour : 隣人
ハリーポッターと賢者の石より

▼骨組みは次の色付き部分です。

Mrs Dursley was thin and blonde and had nearly twice the usual amount of neck, which came in very useful as she spent so much of her time craning over garden fences, spying on the neighbours.

「動詞」「名詞」「形容詞」

ハリーポッターと賢者の石より

▼次の3つの骨組みが接続詞「and」でつながっています。

  1. Mrs Dursley was thin
    (ダーズリー夫は細い
  2. Mrs Dursley was blonde
    (ダーズリー夫人は金髪)
  3. Mrs Dursley had the neck
    (ダーズリー夫人は首を持っている)

①と②はこれだけで意味がわかりますが、③はこれでは意味が成立してませんよね。

残りの英語は全て「どんな首?」を説明しています。

骨組みだけわかれば、「残りは首の説明か。まぁ飛ばしてもいいか」と思えます。

▼まずは「nearly twice the usual amount of」から。

Mrs Dursley was thin and blonde and had nearly twice the usual amount of neck, which came in very useful as she spent so much of her time craning over garden fences, spying on the neighbours.

「名詞」「形容詞」「副詞」

ハリーポッターと賢者の石より
  • nearly:ほぼ
  • twice:2倍
  • usual:通常の
  • amount:量
  • of:〜の

⏩nearly twice the usual amount of neck
👉通常の量のほぼ2倍の首

「ダーズリー夫人の首はとにかく長い!」ということが書いてあります

▼難しいのが「which」です。これが上で説明した関係代名詞です。

Mrs Dursley was thin and blonde and had nearly twice the usual amount of neck, which」 came in very useful as she spent so much of her time craning over garden fences, spying on the neighbours.

ハリーポッターと賢者の石より

この「which」は「ダーズリー夫人の首がとにかく長いこと」を表していて、「A⇒B」のAになります!

「came in useful」は「役に立つ」という意味なので、「A⇒B」より「A=B」で考えた方がわかりやすいです。

which(ダーズリー夫人の首がとにかく長いこと)=役に立つ

残りは「首が長いのがなんで役に立つの?」という説明です

▼「as」は「〜だから」という接続詞です。

Mrs Dursley was thin and blonde and had nearly twice the usual amount of neck, 「which」 came in very useful as she spent so much of her time craning over garden fences, spying on the neighbours.

ハリーポッターと賢者の石より

spentは「〜を過ごす」という動詞なので、

「as she spent her time〜」は

(首が長いのが役に立つのは)彼女が〜をして時間を過ごしているから

という意味になります。

最後は「どんな時間を過ごしているの?」の説明!

Mrs Dursley was thin and blonde and had nearly twice the usual amount of neck, 「which」 came in very useful as she spent so much of her time craning over garden fences, spying on the neighbours.

ハリーポッターと賢者の石より
  • so much of 〜:〜の大部分
  • crane:よく見ようとして首を伸ばす
  • over:〜の上を
  • garden fence:庭のフェンス
  • spy on:こっそり見張る
  • neighbour:ご近所さん

👉「時間の大部分を庭のフェンスの上に首を伸ばしてご近所さんを見張って過ごしている」という意味になります!

「crane」「spy」は動詞ですが、「ing」がつくことで「her time」を説明する形容詞になっていますね!

▼まとめるとこうなります

Mrs Dursley was thin and blonde and had nearly twice the usual amount of neck, which came in very useful as she spent so much of her time craning over garden fences, spying on the neighbours.

ハリーポッターと賢者の石より
  • ダーズリー夫人は細くて
  • 金髪で
  • 〜な首を持っている
  • どんな首?
  • 普通の人の2倍の長さの首
  • それは役に立つ
  • なんで?
  • 〜な時間を過ごしているから
  • どんな時間?
  • 大部分を庭のフェンスの上に首を伸ばして、ご近所さんを見張って過ごしている

英語を読むときはこれぐらいの雑な日本語訳でOKです!

でも、日本語訳していると英語をスラスラ読むことはできません。

徐々に日本語訳はやめて、英語のまま理解できるようになりましょう!

文法力をレベルUPする3つの方法

さらに文法力を上げる3つの方法を紹介します。

①英語を英語のまま読めるようになる本

英語を英語のまま理解できるようになるためには、「英文法を英語で学ぶ」ことが効果的です。

そこでオススメなのがイギリスの文法書「English Grammar in Use」です。

英語だけなので「うげー」って感じですが、実は読みやすいんです。

イラストと例文がメインなので、日本の複雑な文法書の何万倍もわかりやすい

ここまで読んでくれたあなたなら、問題なく読めます!

「English Grammar in Use」には解説ページと練習問題ページがあります。

練習問題は解かず、解説をくりかえし読むだけでOKです。

1周で理解するのは絶対ムリです。

何周も読むこと前提で、はじめはわからないところは飛ばしまくって読んでみてください。

何周読んでも理解できないところは無視してOK!

「海外小説」「海外ドラマ」で英語を読みまくれば、そのうちわかるようになります。

重要単語まとめ

次の74単語に目を通しておけば、「English Grammar in Use」がかなり読みやすくなるはずです。

1sentence
2following次の
3present現在の
4period期間
5in general一般的な
6repeatedly繰り返し
7negative否定形
8compare比較する
9verb動詞
10past過去
11certainある特定の〜、確実な
12particle分詞
13recently最近に〜、直近に〜
14tense時制
15expression表現
16confuse混乱する
17structure構造
18fixed固定された
19intend〜するつもりだ
20predict予測する
21in a queue列に並んで
22allowed許された
23ability能力
24specific特定の
25succeed成功する
26suggestion提案
27similar似ている
28alternative代替案
29necessary必要がある
30obliged〜する義務がある
31instruction指示
32fact事実
33instead of ~〜の代わりに
34reserve予約する
35adjective形容詞
36exactly正確に、厳密に
37annoyedイライラした
38refuse拒否する
39regularly定期的に
40polite礼儀正しい
41expect期待する
42regret後悔する
43subject主語
44object目的語
45informal堅苦しくない、日常の
46belongings持ち物
47otherwiseそうでなければ
48depend on〜頼る、〜によって決まる
49prefer〜より〜を好む
50strange奇妙な、未知の
51worth価値がある
52waste浪費する
53purpose目的
54result結果
55apologise謝る
56noun名詞
57singular単数形
58plural複数形
59giraffeキリン
60musical instrument楽器
61nationality国家、国籍
62organisation組織
63emphasize強調する
64borrow借りる
65exist存在する
66especially特に
67separately別々に
68bore退屈させる
69adverb副詞
70syllable音節
71punctureパンク
72except〜を除いて
73something else他のこと
74punctual時間を守る

②文法を海外SNSで使ってみよう!

文法が身についてきたら、海外SNSでアウトプットしてみましょう。

「Hello Talk」という無料アプリがおすすめ!

世界中の「言語を勉強したい人」が集まるSNSです。

基本的にはTwitterみたいな感じで、「日本語を勉強したい英語ネイティブ」と交流することができます。

お互いに添削しあえるのでWin-Winです。

英語を投稿すると、こんな感じで真っ赤になって返ってきます・・

画像209

「書く→添削してもらう→書く」を繰り返すと、だんだん英語がスムーズに書けるようになってきます。

添削はお互いにボランティアです。次の3つを意識すると添削してもらいやすくなります。

  1. こちらから積極的に添削しよう!
  2. 投稿に対して英語でコメントしてみよう!
  3. 英語と日本語をセットで書くと喜ばれる!

まずは英語ネイティブの投稿を添削しつつ、英語でコメントしてみましょう!

そうするとそのコメントを添削してもらえる確率が高いです。

英語と日本語をセットで書くと喜ばれますし、相手も日本語と英語をセットで書いてくれることが多くなります。

\細かいミスは気にしない!/

③英会話にチャレンジ!

英語が書けるようになったら、英会話にチャレンジしましょう。

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