【永久保存版】社会人が英語をゼロから学ぶ参考書4選と『続けられる』勉強法

- 英語をやり直したいんだけど・・
- いつもみたいに3日坊主になるかも
- 続けやすい参考書や勉強法を教えて!
英語が苦手なまま大人になった人は、学生時代と同じ勉強法では確実に挫折します。
僕は社会人になってから英語をやり直し、1年3ヶ月でTOEIC440→875点になりました。
でも「続けられる勉強法」に出会うまではいつも3日坊主で、お金と時間をたくさん無駄に・・

僕と同じ失敗をしないでください・・

↓この記事では「初心者の人が正しく英語学習を始めるための参考書」を厳選して4冊紹介します!
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どれも評価の高い本なので、Amazonのレビューをチェックしてみてください!
この記事では、学校では習わなかった「発音記号の覚え方」や「英語を読むための最低限のルール」「丸暗記しない英単語の覚え方」をわかりやすく紹介します。
この記事を読めば「英語力ゼロの社会人が英語をやり直すために本当に必要な手順」が分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
英語を基礎からやり直す参考書4選

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初心者の人が最初に目指すべきなのは「カンタンな英語が読めるようになる」ことです。
- 英単語の読み方(=発音)がわかる
- 英語の基本ルール(=基礎文法)がわかる
- よく使われる基本単語を知っている
参考書でカンタンな英語が読めるようになったら海外小説&ドラマで『インプット』しまくり、
それから外国人と実際にコミュニケーションを取る『アウトプット』をしていきます。

まずはアメリカの小学2年生向けの小説が読めるぐらいの読解力を目指します!

>>【英語多読マニュアル】始め方からハリポタ読破までの完全ロードマップ
①英語耳 発音ができるとリスニングができる

まず絶対に読んでほしい本が「英語耳」です。
英語耳は20年以上ベストセラーになっている発音の本。
『発音記号』を勉強しよう!
日本人はそもそも「英単語の正しい読み方」を知りません。
例えば『attire(服装)』って単語はなんて読むと思いますか?

僕は「attire」は「アティア」と読んでいました。
↓実際の発音は「アタイア」に近い音です。

「どうせ読み方ちがうんだろうな・・」と思いながら英単語を覚えるのはホントに苦痛です・・
英単語の正しい読み方(=発音)を勉強しないと英語が聞き取れるようにならないし、自分の英語が外国人に伝わりません。
できるだけ早めに発音を勉強しないといけないんです。

そんなのわかってるけど、発音なんて絶対むずかしいじゃん・・
と思われるかもしれません。確かに発音は奥が深くてめちゃくちゃ難しいんですが、発音記号を読めるようになるだけならそこまで大変じゃないです。
↓発音記号は全部で43個。謎の記号は10個だけで、あとはアルファベットです。
【子音:24個】
s, z, ʃ, ʒ, f, v, θ, ð, h, p, b, m, t, d, n, k, g, ŋ, l, tʃ, dʒ, w, j, r
【母音:19個】
a, æ, ʌ, i:, i, e, u:, u, ai, ei, ɔi, au, ou, ɔ:, ɚ:, ɚ, aɚ, ɔɚ, ə
※「:」は伸ばすという意味の記号です
僕は『英語耳』で発音記号を独学しましたが、いまから始めるなら先にYouTubeで解説動画を観るのがおすすめです↓
- 動画の目次
-
【目次】
00:00 導入
01:30 1. リズムとアクセント
10:34 2. 英語の音 全体像
11:31 2. 母音挿入に気をつけよう
15:12 3. 英語の母音
15:16 3. /ɪ/
16:51 3. /iː/
18:26 3. /æ/
20:10 3. /ɑ/
21:27 3. /ɔː/
23:01 3. /e/
24:01 3. /ə/ (/ʌ/)
25:25 3. /ʊ/
26:31 3. /uː/
28:03 3. /ər/ (英語耳だとɚ)
29:26 3. /eɪ/
29:54 3. /aɪ/
30:32 3. /ɔɪ/
30:48 3. /oʊ/
31:49 3. /aʊ/
32:15 4. 英語の子音
32:24 4. RとL
35:30 4. FとV
37:24 4. TH
38:54 4. 「ず」と「づ」
40:43 4. 「じゅ」と「ぢゅ」
41:33 4. H, W
43:47 4. 気音化
45:05 4. 色んなT
46:19 5. 音声変化
46:24 5. リンキング
48:30 5. 弱系・強系
48:38 5. 代名詞系
50:07 5. 冠詞系
50:47 5. 前置詞系
51:24 5. BE動詞
51:51 5. 助動詞系
52:18 5. 接続詞系
52:50 5. 強調
53:21 5. 音の省略
53:45 5. /t/の省略
54:17 5. /d/の省略
54:46 5. その他の省略
55:05 5. 同化
56:16 5. 音の合体
56:55 5. /n/, /l/, /s/, /z/の後の/ð/
57:43 5. イントネーションと意味
で開く↑

1時間の動画を観るだけで、発音について体系的に理解できます!
動画で発音をざっくり理解したら、英語耳の説明を読んで詳細を理解していきます↓

『発音バイエル』を50回こなす

英語耳の説明を一通り読んだら、1つ1つの音を順番に練習していく「発音バイエル」をやっていきます。
1回20分ぐらい。英語耳には「100回以上やれ」って書いてあるんですが、僕は50回で挫折しました。
50回でも十分効果があったので、とりあえず50回を目標にしてみてください。

もちろん100回やった方がいいですが、キツイ人は30回でもいいです!
英語耳の詳しい使い方は↓の記事で解説しています。

>>【英語耳スタートガイド】1年3ヶ月でTOEIC440→875点の『時短アレンジ』
『洋楽』で楽しく発音練習!

発音バイエルの次は「Parrot’s Law」という練習をやっていきます。
「Parrot’s Law」は直訳すると「オウムの方法」で、オウムに言葉を教えるみたいに同じ英語を何度もくり返し練習するトレーニングです。

英語耳では3ステップの「Parrot’s Law」が紹介されているんですが、僕はステップ1だけで挫折しました・・
- ステップ1:歌を使った練習(300回)
ステップ2:短い会話を使った練習(100回)←やってないステップ3:少し長い題材による練習(100回)←やってない
ステップ1の「歌を使った練習」の手順は↓です。
- 洋楽を歌詞を見ずに100回聴く
- 歌詞と発音を調べて100回聴く
- 発音を意識して100回歌う
↓ぼくは「Bad Day」という洋楽で練習しました。洋楽練習はめちゃくちゃ楽しかったです。
- 「Bad Day」の発音記号つき歌詞カード
-
↓読み上げ音声
再生音声の変更可能↑
↓ここからは歌詞を見ずに100回聴いてから読んでください!
赤い『t』:「Tは母音に挟まれるとDになる」の詳細はこちら↓
で開く↑
正直、「発音バイエル50回」と「洋楽練習100回×3」をやるともうヘトヘトです。
英語耳のトレーニングはまだまだありますが、この記事の勉強法ではここまででOKにしています。

「発音バイエルが終わってから洋楽練習」じゃなくて、発音バイエルを10回ぐらいやったら洋楽練習を並行して進めるのがおすすめ!
②ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典

次に紹介するのが「ビッグ・ファット・キャット」という英語の基本ルールをざっくり解説してくれる本です。
200ページぐらいあって少し分厚いんですが、猫のイラストたくさんで余白も多いのでサクサク読めます↓

ややこしい文法用語が一切使われていないのでかなり読みやすいです。
僕はTOEIC875点を取ったあとにこの本に出会ったんですが、「最初からこうやって教えてほしかった・・」とめちゃくちゃ感動しました。
僕が1年以上かけてやっと身についてきた「感覚」がすべて「言語化」してあったんです。

勉強の初期にこの本に出会えた人はめちゃくちゃラッキーです!

ビッグファットキャットの最重要ポイントは「英語はたった2パターン」です。
全ての英文はざっくり次の2つに分けられます。

英語には「前に出てくるものほど重要」という大原則があります。
だから前にある「A」が主役で、後ろの「B」は相手です。

英語には「AがBに〇〇する」という動作を表す文と、
「AはBだ」と説明する文の2種類しかありません!
実際に2パターンの英文を見ていきましょう。
↓1つ目の「AがBに〇〇する」という英文は「I love you」など。

I love youでは『わたし』という主役(A)から『あなた』という相手(B)が登場します。
そして主役(A)から相手(B)に向かって『⇒:愛す』という矢印が伸びています。

英語は基本的に「主役(A)⇒相手(B)」の順番になります!
↓2つ目が「AはBだ」という「This is a pen」タイプ。

『これ(A)』と『ペン(B)』がイコール(=)で繋がっている「A=B」の形です。
「イコール(=)」を表すのは「be」とその変形の「am,is,are,was,were,been」だけです。
beとその変形が出てきたら頭の中で「=」に置き換えてみてください。
「ビッグファットキャット」ではこんな感じでややこしい文法用語を一切使わずに英語の基本ルールを説明してくれます。
僕が「ビッグファットキャット」の内容を基にして書いた文法記事も読んでみてください↓

>>【英語多読に特化】30分で英語がざっくり読めるようになる文法講座
③中1英語をひとつひとつわかりやすく

基礎的な文法を身につけるなら「中1英語をひとつひとつわかりやすく」です。
↓図解たっぷりでわかりやすく説明してくれるので、「中1英語はたぶん大丈夫」という人も復習のために読んでみてください。

さきほどの「ビッグファットキャット」は『英語の全体像』をざっくり説明してくれる本でしたが、こちらは『英語の初歩』をしっかり説明してくれる本です。
中1~中3英語がセットになったバージョンもあるんですが、中1英語だけでOKです。
中2・中3英語の大事なところは次に紹介する「中学英単語アルファ」で勉強できるので問題ありません。
↓これがざっくり理解できたら十分!
- 現在形:She plays the piano.
- 否定文:I don’t like math.
- 疑問文:Does he like soccer?
- 命令文:Open the door.
- 現在進行形:I am studying English.
- 過去形:I played soccer yesterday.
- 品詞の説明も:助動詞、疑問詞、前置詞、代名詞、冠詞・・

練習問題は解かなくていいので、解説だけパラパラ読んでみてください!
- 机に向かわなくていい
- ノートとペンはいらない
- わからないところは飛ばしていい
ところん手抜きで読んでいきましょう!
練習問題を除くと50ページ(文字少ない&イラスト多い)しかないので、2~3日で読めると思います。3周ぐらい読んでみてください。
↓本で勉強する前に動画で勉強しておくのもおすすめです。
↑初級英語のわかりやすい解説。1時間の動画ですが、まずは29:40まで観ることが目標。いけそうだったら最後まで観てみてください!
④中学英単語アルファ 最初の555語

最後は「中学英単語アルファ」という単語帳です。
↓ほとんどの単語がイラスト付きなので、圧迫感がないのがおすすめポイント。

単語帳と聞くだけイヤになる人は多いと思いますが(僕もそうです)、この本は比較的とっつきやすいです。
細かい説明や例文は読まなくていいし、暗記する必要もまったくないので、「自分がどんな単語を知らないのか」をチェックしてみてください。

一通りの単語を「見たことある」状態にするのが大事!
「中学英単語アルファ」は重要な555語が収録されていますが、555語すべてを覚える必要はありません。
↓品詞(単語のグループ分け)を意識して、重要な136単語を集中して覚えていきましょう。

↑この円グラフは「全英単語のごとの割合」を示しています。
品詞は11種類あるんですが、96%の単語を名詞・形容詞・動詞・副詞の4つだけで占めています。
その他の品詞は『代名詞』『助動詞』『前置詞』『冠詞』『接続詞』『疑問詞』『間投詞』の7個です。
全体のたった4%しかない「その他の品詞」ですが、この4%の単語がないと英語が成り立たないほど超重要。

まずは「その他の品詞」を優先的に覚えるのが効果的です!
中学英単語アルファの全10章のうち、「その他の品詞」がギュっと詰まった2~4章の136語に集中すればOK。
2~4章をしっかり覚えれば、残りの1章と5~10章は流し読みで十分です。
- 1章:家・家族に関する単語(38単語)
- 2章:きほんの動詞(19単語)
- 3章:きほんの前置詞・副詞(32単語)
- 4章:きほんの形容詞ほか(85単語)
- 5~10章:『学校』『ふだんの生活』『趣味』『時と場所』『世界・自然』『体・服・色』に関する単語(381単語)
2~4章以外の単語もよく使われる大事な単語なんですが、2~4章はケタ違いに重要です。

2~4章の136語も完璧に覚える必要はないので、気軽にパラパラ読んでください!
やみくもに単語帳を読みまくっても、単語は頭に入ってきません。
僕が考えた「いちばん効率がいい英単語の覚え方」を3つの手順で解説します。

ここまでの勉強で『発音記号』と『品詞』を覚えてきました。
実は、単語帳には必ず『発音記号』と『品詞』が書いてあるんです↓

- 『発音記号』を読めば音声を聞かなくても正しい読み方がわかる
- 『品詞』のマークを見れば例文を読まなくてもどんな使い方をする単語かわかる

「発音記号」と「品詞」を活用して、重要な単語を一気に覚えていきましょう!
まずは覚えたい単語の範囲を決め、発音だけを全部覚えましょう。
単語帳の↓の部分だけを読んでいきます。

↓↓↓

↓↓↓

頭の中では↓こんな感じの音声が流れているはずです。
カタカナの「ゲット、ギブ、ハブ」とは全く違う発音なので、まずは発音の勉強をある程度すすめてから単語の勉強を始めましょう。
発音だけ読むメリットは「とにかく覚えやすい」ということです。
単語の意味を覚えるのは大変ですが、発音はスペルからそこそこ想像がつくので覚えやすいです。
発音を覚えた単語とは「顔見知り」になれるので、一気に親近感がわきます。
発音を覚えたら、チェックする範囲を広げていきます↓

↓まずは『品詞マーク』と『単語の意味』をチェックします。

『品詞マーク』を見てどんな使われ方をする単語なのかを確認してから意味をチェクすると頭に残りやすいです。
「今日は動詞だけ読む」「明日は形容詞だけ」みたいに「その日に読む品詞」を決めると読まないといけない単語が減るのでおすすめです。
「動詞の変形」については文法解説記事を最後まで読んでみてください。
【過】は過去形、【過分】が過去分詞形のことです。
そこそこ覚えてきたと思ったら、例文を読み始めましょう。
例文を読むと他の単語もセットで覚えられます↓

でも例文を読むのはキツイので、2~4章の重要な136単語だけにしましょう。
残りの単語は「発音を覚える」→「品詞と意味、イラストをチェック」まででOKです。
重要な136語すべてが「見覚えがある」ぐらいになればOK!
完璧に覚える必要はまったくありません!

次に紹介する「英語多読」をやれば単語力は自然と伸びていきます!
参考書で基礎力が身についたら『英語多読』を始めよう!


今回紹介した4冊の中でも、↑の2冊が特に重要です!
↑の2冊から大事なところを引用するので、絶対に飛ばさずに読んでみてください↓

英語を完全に聞き取れる「英語耳」の状態になるために最終的に必要となるのは、「語彙力」と「読解力」です。
【語彙力】
知らない単語があると、いくら音が聞き取れても意味がわかりません。文脈で推測できることもありますが、何度聞いても見当すらつかないこともよくあります。ある程度の語彙を「正しい発音」といっしょに習得しておくことが絶対に必要です。
【読解力】
読解力についても同様です。読んでも理解できない英文は、いくら聞いてもわかりません。読んでわかっても、話すスピードを超えた速度で英文を理解できなければ、聞き取ることができません。
これらの問題を一気に解決する方法が、英語での読書です。
英語力を劇的に伸ばすための方法が2つあります。1つは、発音習得のための「音読」です。もう1つが、理解力向上のための「洋書の多読」です。音読練習の継続により、発音と聞き取る力が高まり、そこに多読による英文を理解する力がかみ合うと、英語力が面白いように向上します。

英語が難しいのは、読み、聞き、書き、話すことを同時にしようとするからです。読むだけなら、動詞の変化も、単語の綴りも、難解な文法も覚える必要はありません。ある程度 日常の単語を知っていれば、ほんの少しのルールとコツだけで、すぐに読み始めることができます。
読めば読むほど、頭の中でパズルのピースがどんどんはまっていきます。カチッとはまった時の感覚は爽快です。どこにもはまらないと思っていたピースがはまった時などは、胸の奥から感動がこみ上げてきます。
そうしてパズルのピースをたくさんはめ込めていくと、ある時、ふいに英語を「分かる!」と感じる瞬間がやってきます。英語ができるようになった人が、みんな経験している感動的な一瞬です。

↑を読むまでの僕は「英語の勉強=参考書を読むこと」だと思い込んでいました。
でも英語はアメリカとかイギリスの言葉なんだから、わざわざ日本人が書いたつまらない参考書を読まなくても、「面白い英語」はたくさんあるんです。
僕は特にアメリカの児童小説にハマりました。
それまでは「英語=苦痛」でしかなかったのが、「英語=娯楽」に変わったんです。
「でもいきなり英語の小説なんか読めるわけなくない?」と思いますよね。
確かに海外小説はむずかしいですが、単語帳や文法書を読む方がよっぽど大変です。

いまは便利なツールもあるので、海外小説を読むハードルはかなり低いです!
海外小説を読み終わったら達成感もあるし、頭に残る単語やフレーズもけっこうあったりして、「前に進んだ感」がしっかりあるんです。
「終わりが見えない」のが英語学習が続かない大きな原因なので、「前に進んだ感」があるのはめちゃくちゃ大事。
500ページ以上もある分厚い文法書を読むより、海外小説にチャレンジする方がよっぽど現実的です。

↓の記事で海外小説の読み方をくわしく解説するので、チェックしてみてください!
